宅飲私亭【おぎのや 峠の釜めし】

2021年12月≫≫
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昔懐かしの「おぎのやの峠の釜めし」。日本橋高島屋で期間限定の釜めし販売が行われ、思いがけない「宅飲み」ごはんです。何といっても「ごぼうと鶏肉」の相性が抜群で、上に載っているのに最後に食べがちな「栗」の釜内の移動に一苦労です。
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この日の宅飲みメニューは、どんな料理にも合う「ダブル・レモン」で、「漬物」でもバッチリ。昔は駅で駅弁を買う時には、必ず透明な容器に入ったお茶も買ったんですが、今はニーズも変わったようです。
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昔、上野から長野に向かう列車が横川駅に到着すると、その先の「碓氷峠」の急勾配を上るために、応援の機関車を連結しなければなりません。

列車は機関車の連結作業をするための停車時間が必要で、列車が駅に到着すると、乗客はみんなホームに降り立って駅弁の売り子さんを探していた記憶が思い出されます。列車の作業時間は、駅弁の購入タイムということになり、土地柄的に「峠の釜めし」という駅弁のイメージが定着したような気がします。
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おぎのやは、1958(昭和33)年に信越本線の横川駅で駅弁の販売を開始していますが、北陸新幹線の開通により、横川-軽井沢間の鉄道が廃線となり、最近では高速道路のサービスエリアやドライブインなどでの駅弁販売にシフトしつつあります。

そういう中で老舗の駅弁会社として、現在も本社機能と本店店舗は横川駅に隣接していますが、都内では京王線・八幡山駅近くに工場併設型店舗「荻野屋 八幡山」をオープンしています。