焼きとんちゃん つまみ喰い日記

「つまみ喰い」ちょっとおやつを頬張るとかではなく、いろいろなジャンルの料理をいただきます、という気持ちです。和食系が多いかも知れません。 このブログは「自分のための備忘録」だったり、「美味しいものを食べに行くための奮起ツール」の役目が大きいです。

心が動かされた時にやって参ります♪ 食べものとか飲みもの 珍しいもの 面白いもの 変わったもの ビックリしたもの 昔のこととか? 画像の確保、頑張ります...

【大松屋】 2021年3月≫≫
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日本に名物「焼鳥」を謳っている地域が何ヶ所かある中で、室蘭や今治より東松山の方が断然近いのに、東松山で焼鳥を頂いたのは一番最後になってしまいました。「近い所はいつでも行ける」という気持ちが心のどこかにあるのかもしれません。
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東松山の駅前周辺にも焼鳥屋さんはありますが、最初に行きたいお店として「大松屋」さんは外せません。大きな通りを渡り、遠くもなく近くもない微妙な距離を歩いて、念願の東松山の焼鳥に辿り着きました。
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焼き師である初代の娘さんは、一心不乱にやきとりを焼きます。その顔には少しの笑みもこぼれず、常連らしきお客さんも焼き上がったやきとりを黙々と食べています。現在の非常事態も関係していると思いますが、「真剣勝負」のような店内の雰囲気でした。

東松山市観光協会の公式サイトには、東松山のやきとり店での心得として「大騒ぎはするな」とありますので、そういう伝統があるようです。

≪東松山やきとりの特徴≫
一般的にいう鶏肉ではなく、豚のカシラ肉(コメカミから頬の部位)を使用しており、間に挟まれたネギとの相性も抜群です。美味しさの秘密である秘伝の「みそだれ」は、白みそをベースに、ニンニク、とうがらしなどのスパイスを各店が独自の配合でブレンドしています。(東松山市観光協会公式サイトより)

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他のお客さんが注文しているのを見て、一目で食べたくなった「煮込み」。やはり、煮込みのダシ汁も味噌にポイントがあるようです。こってりしてコクと深みのある味わいでした。
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地元の焼鳥を象徴する「カシラ」は一番右に表記されており、レバー、ハツ、タン、P白の5種類で、訪れる人を虜にしています。 / 煮込みを食べていたら、下の方に大きい具が隠れていました。
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最初はレモンハイから開始です。焼酎は日新酒造(徳島県)のサトウキビを原料とした糖蜜焼酎です。原料の甘みが感じられて、スッキリ飲みやすい焼酎です。 / やきとりに塗る味噌ダレの甕と一緒にショット。
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清酒「夢路」は、聖徳銘醸(群馬県甘楽町)の日本酒ですが、インターネットで検索しても、残念ながら詳細には辿り着けませんでした。
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昭和31年創業の大松屋。東松山は今では有名なやきとりの街となりましたが、周辺のお店にもレシピを公開して、食材の共同購入などを行うなど、こちらのお店の地域貢献には頭が下がります。

≪東松山 焼鳥≫
東松山市の焼鳥は、豚のかしら肉を用い唐辛子などをブレンドした味噌だれを塗って食べる。「やきとり」を頼むとカシラが出され、タン、ハツなど他の部位にもネギを挟んで串に刺す。韓国出身の「大松屋」初代店主が1958年に考案し、周辺の店にも教えて定着した。

かしら肉の共同購入などのため、1962年に結成された東松山焼鳥組合は、日本初の焼き鳥店同業組合である。(Wikipediaより)


≪東松山駅前≫
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2015年、地元出身の梶田隆章氏は「ニュートリノ振動の発見」により、ノーベル物理学賞を受賞していますが、東松山駅前には受賞をお祝いする記念碑がありました。

その記念碑の背後に、東松山やきとりをウリにしている居酒屋の本店がちょこっと写っているという、東松山ならではのショットとなってしまい、撮影した私も苦笑いです。

【中華料理 四海楼】 2020年12月≫≫
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昨年12月の長崎市内は、海に近い分だけ湿潤な気候でしたが、山がちな地形からか、夕方になるとこんこんと冷えてきます。夕方の営業は午後5時からということでしたが、お店の前には大勢の方が列をなしていました。

展望レストランからは長崎港や稲佐山が眺められるようですが、夜の部は窓側に陣取った人の特権となり、1人訪問の私はもう食事が出来るだけで大満足です。
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市内の移動には路線バスや市電が便利ですが、観光スポットが市内のあちこちに分散していて、移動が思うようにいきません。ナビを頼りにレンタカーを運転してきましたが、パッと開けた所に出た途端、ビックリするようなお店が現れました。この正面にある駐車場へ誘導されます。
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「四海楼 名店街」食事の後の画像ですが、開店前はここに列が出来ていました、「ちゃんぽん」「皿うどん」を注文する人が多く、お客さんの回転は速かったです。

/ これはメニューの一部ですが、明治32年創業の「四海楼」の明治・大正時代のお店の写真が載せてあります。建物の2階には「ちゃんぽんミュージアム」があり、「ちゃんぽん」に対する強い気持ちが感じられます。

/ 長崎に来たことがなくても、長崎の「ちゃんぽん」と「皿うどん」は有名ですが、メニューには「炒麺」を加えた三つ巴で表示されています。

≪ちゃんぽん≫
発祥の地、長崎県長崎市のちゃんぽんは、福建省の福建料理をベースとしている。明治中期、長崎市に現存する中華料理店「四海楼」の初代店主が、当時日本に訪れていた大勢の中国人留学生に、安くて栄養価の高い食事をさせるために考案したとされる説がある。

「ちゃんぽん」の語源は諸説あるが、有力な説は中国語でさまざまな物を混ぜることを意味する「攙 (chān)」と、食べ物を油で炒めて調味料を入れ、すぐに火からおろし煮る料理法を意味する「烹(pēng)」を合せた「攙烹」とするものがある。(Wikipediaより)


≪思案橋≫
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長崎市内をレンタカーで移動する時に、市電との併用区間を右折するのが慣れていなくて、ビクビク状態でした。やっとの思いで思案橋の交差点を右折して細い道を進むと、急に開けた途端に昔の長崎のような一帯に出てしまい、よく言うタイムスリップ状態です。
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レンタカーをコインパーキングに停めて、「カステラ本家 老舗福砂屋」でカステラを所望したり、この周辺だけ広い道路の向こう正面に見える古い建物の正体を確認しに行くと、それは「交番」でした。

【串なお】 2020年12月≫≫
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東京から各地に出掛けてみると、新鮮な魚や鶏を求めて心が高まります。こちらの7本盛りも肉が艶々で脂ののりがよく、柔らかさや味わいを保った焼き加減に見えます。
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アーケードの中に普通の居酒屋の入口があるので、あまり慣れない感じの入口です。一年中、お店の前では雨に濡れません。その日のお勧めはないかと、黒板のメニューがとっても気になります。
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「十旭日 上撰」は、このお店と同じ商店街の中にある「旭日酒造」が醸造する日本酒で、蔵元は個人商店を経て、1869(明治2)年に創業しています。

/ お通しの「つみれ団子」は、ポン酢醤油に浸され和風な味わいでした。
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「天穏 上撰」は、出雲市内にある板倉酒造が醸造する日本酒で、蔵元は1871(明治4)年の創業です。「天穏は、御神酒のような清らかで優しい味わいを造るため、伝統的な出雲杜氏の技法である山陰吟醸造りによる酒造り」と蔵元の公式サイトにあります。
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年末の出雲市内で、おでんとハイボールを頂きながら静かな時間を楽しみます。店主も口数少なく、本当に静かな時間でした。東京を脱出した時としては、久々のハイボール。

≪サンロード なかまち≫
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「出雲市駅から徒歩3分の商家の町並みが残る商店街」と商店街の公式サイトにあります。このアーケードの中は一方通行で、途中にコインパーキングがあります、アーケードが歩行者天国でない不思議なところです。

サンロードなかまちの中に蔵元の旭日酒造があり、居酒屋「串なお」と目と鼻の先です。アーケードの中に昔の建物が入っている配置なので、映画のセットのような蔵元の外観です。

【お食事処 魚魚魚】 2021年3月≫≫
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私が住む町の気になる「お魚の定食屋さん」です。黒板メニューには「いわし刺し定食」があり、「いわし2尾」と説明があります。いわしは小さいので1尾だと食べた感じがしませんが、2尾なら十分納得です。

「足がはやい」と言われるように、いわしは大衆魚でありながら、新鮮なお刺身で食する機会が少ないので、この日は期待を込めて「いわし」一本で攻めます。
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「魚魚魚」=ととうお、日頃からいう店名がとても気になっていました。さほど大きいお店ではないので、店内が混雑していないかと心配しながらも、初めて入ったこの日は空いていたので安心しました。

お店の入口には発砲スチロールなど、鮮魚の梱包材が積み上げられており、新鮮な魚を追求する店主の意気込みが窺えます。各地の漁港から直送、市場から仕入れ、店主が釣った魚など、いろいろな仕入れ経路があるようです。
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以前に吉田類さんが番組収録でお店に来られたそうですが、こんなに新鮮な魚と美味しいお酒が提供されているので、上手いものを求めて放浪するにはピッタリのお店だと思いました。
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この日は夕食として「いわし刺し定食」を頂いて、間合いで「玉乃光」でしたので、次回はじっくり魚と酒を堪能したいと思います。

「玉乃光 純米吟醸 酒魂」は、京都市伏見区にある玉乃光酒造の日本酒で、蔵元は1673(延宝元)年の創業です。「ほのかな米の旨みと高酸度のキレ味。素材の味を生かす京料理とマッチする最高のバランスを実現すべく、米本来の美味しさを追求した、大定番商品」と蔵元サイトのコメントです。

【アベ鳥取堂 鳥取駅構内 南売店】 2020年12月≫≫
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鳥取駅では「蟹」の駅弁が人気と聞いていましたが、今回は変わり種はないかと探していたら、陳列ケースに美味しそうな青魚のお寿司を発見。この日の夕食はこの駅弁で決まりです。

「淡白な味でいやみが無く、酢でしめた身と昆布の甘味がマッチして独特の風味を作り出しています。駅弁では、全国ここ鳥取でしか販売していません」と、お店のセールスは濃厚です。
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こちらの駅弁屋さんは創業が1910(明治43)年で、昭和18年から駅弁の製造販売を始めており、デパート催事場の「駅弁大会」では毎度出店の駅弁屋さんです。

≪あご寿し≫
鳥取の近海で取れる「あご」をしめて押し寿司しました。鳥取では飛魚のことを「あご」と言い、こちらではお刺身にしたり、すり身にし竹輪にしたりして食べます。漁期は4~7月で普通はこの時期をはずすと竹輪でしか食べられませんが、昭和60年に冷凍保存に成功し、年間販売を始めたそうです。(アベ鳥取堂 公式サイトより)

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鳥取県を代表する駅で、1978(昭和53)年に高架化が完成。正面出口の左側に駅弁のお店があります。午後8時にこの画像を撮りましたが、この時はお店は閉まっていました。
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お店が営業していると、こんな感じです。(アベ鳥取堂 公式サイトより)

≪計画運休による足止め ~積雪~≫
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居酒屋からビジネスホテルへ戻る途中、駅や駅前を散策してみました。「明日は鳥取市内のJR線、市内の路線バス、市内からの高速バスは全て計画運休」というニュースを聞いて、「居酒屋には行ったけど、がっかりな夜でした」。

本来なら翌日の朝は、特急「スーパーはくと」に乗って姫路へ向かう予定でしたが、運休がわかっていたので、姫路の宿はキャンセルをして、鳥取市内での連泊に切り替えました。「明日は何をしようか」気持ちが落ち込む年末の夜です。そんな落ち込んだ日の夕食は「あご寿し」でモチベーション・アップです。
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お酒を飲んだ後に、あんまり駅周辺の街路樹とかをショットしないのですが、季節外れの桜のように白く輝いた街路樹を見ていたら、寒さで酔いも醒め気味です。午後8時、この日の午後から公共交通は運休となり、駅前にはタクシーだけが停まっていました。

≪バードハット&麒麟のまち≫
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雪が降り始めた年末の夜、通りを歩く人はほとんどいませんでした。

≪バードハット≫
北口側の駅正面には鳥取大丸があり、その横を市道 駅前太平線が通っています。道路を覆った大屋根「バードハット」がネオンで綺麗に浮かび上がっていました。屋根は開閉式だそうです。

近年、鳥取でも郊外型の大規模商業施設が拡大しつつあり、鳥取大丸や鳥取駅前周辺の商店街は連携強化しつつ、集客アップを図っているようです。


≪麒麟のまち≫
「麒麟」は、他の生き物を傷つけない泰平の世の象徴とされた中国に伝わる霊獣で、約370年前に初代鳥取藩主である池田氏が偉大な曾祖父・徳川家康を祀るために創建した神社の祭礼で、麒麟の顔を持つ獅子舞として姿を現したのが初めと言われています。

因幡・但馬地方に伝わる伝統芸能である「麒麟獅子舞」は、令和元年に日本遺産に認定されています。(日本遺産 麒麟のまち 推進協議会 公式サイトより)

【九州居酒屋エビス 市が尾店】 2020年12月≫≫
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「鶏皮ぐるぐる巻き」は、福岡の人たちが愛する名物グルメということで、さっそく注文してみます。昔、中洲の屋台で食べたような記憶があります。


≪博多 鶏皮ぐるぐる巻き≫
「鶏の首の皮を使って、串にぐるぐる巻きにしたとり皮をタレに漬けて焼く工程を何度も繰り返す」
(Trave Room サイトより)

「余分な脂がとれて、外側がカリッと香ばしく、中はもっちりジューシー」
(博多とりかわ長政 サイトより)

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お店は駅の東口を出て、坂を下っていった所にあります。牛タン、モツ鍋、手羽先唐揚げなど、「九州うまかもん」が記されていました。
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「コダマサワー 塩レモン」というのがメニューにあり、ホッピーとともに「下町のロングセラー商品」とあります。とても気になったので、この日はこれオンリーで進行しました。

コダマ飲料は東京都大田区に本社があり、ラムネや炭酸水、業務用サワー、かき氷用シロップなどを製造販売しています。
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鯖は大好物なのですが、夜の遅い時間でしたので「炙り〆鯖」でいきます。生姜と山葵の両方つき。 / こちらは「お通し」。
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「博多名物 酢もつ」は、新鮮なコブクロを使用しているようです。(メニューより)
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訳ありで入った予定外の居酒屋さんでしたが、馴染みがなかった「鶏皮ぐるぐる巻き」「コダマサワー」の美味しい収穫がありました。

≪市が尾駅 始発電車≫
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前日の晩は4人での忘年会でしたが、帰りに北千住から電車に乗ったら、田園都市線の市が尾駅で目が覚めました。「やっちゃった!」急いで電車を降りて、三軒茶屋まで戻る電車を確認したら反対方向の電車は終わっていました。

莫大な料金になりそうなタクシーを諦め、朝4時まで営業の駅近 居酒屋に滑り込みました。かなり久々の長い夜です。ジャンジャン♪

【久留米ラーメン 清陽軒】

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初めて行くお店では「一番お勧めのメニューの普通盛りで、チャーシューは増さない」というビギナー的な立場から「一番人気」を選びます。

スープをすすると、きめの細かいクリーミーな食感と、麺との相性の良さを感じます。極端に熱くないスープからは旨味や深みが引き出され、喉越しゴックン時のコクが癖になります。豚骨ラーメン発祥の地であり、激戦区の久留米ではお客さんの舌は超敏感のようです。
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「昭和27年、とんこつラーメン発祥の地である久留米に、一切妥協を許さない究極のラーメンを喰わせる屋台があった」と公式サイトにあります。店の前にある駐車場にレンタカーを止めて、お店に行ってみると、創業当時の屋台のような建物が店の入口になっていました。
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「屋台」というのは凄いもので、屋根があって、あのスペースで調理場と客席、テーブルが備わっていて、お水を提供したり、使用済の器を整えたりで、ラーメン屋修行の場としてとても機能的だと思います。
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一段高いカウンターの横板には「味玉、替玉」の表示があり、麺と玉子の両者が同じ「玉」で表されているのが面白いと思いました。綺麗な白い替え玉と緑鮮やかな薬味のねぎ。屋台仕込み味玉ラーメンには大好きな味玉が標準装備です。
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スープを飲み干すと、嬉しい「完食の証」。

【中央軒 鳥栖駅5・6番ホーム】

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3色トッピングのように、かしわ、ごぼう天、ねぎが載っかります。福岡県に来ると、さっぱりした中で鶏の旨味が引き立つ「かしわうどん」が食べたいんだけど、天ぷらの衣は柔らかくて、中はごぼう繊維の食感を感じる「ごぼう天」も食べたくなるので、これが私の満点メニューです。

鳥栖駅の駅そばは、九州で一番最初に出来た立ち食いうどんということで、昔風のスタンダードな感じがします。中央軒の公式サイトには「入場軒を買って、うどんを食べに来る人がいる」とありますが、あながち嘘ではないような気がします。
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鳥栖駅の構内には複数のお店がありますが、「5・6番線ホームのうどんが一番うまい」という噂があるようです。

むかし本州各地からの長距離客や、福岡市内から長崎方面への乗客が、この駅での乗換え時間や列車の切り離し時間を利用して腹ごしらえするなどが考えられますが、最近の事情としても、店員さんの人柄やうどん屋からの眺めなども考えられます。

≪九州初の立ち食いうどん≫
1956(昭和31年)、九州で初めて鳥栖駅で「立ち食いうどん店」の営業を始めています。一番人気なのが「かしわうどん」、煮干し、昆布の2種類の醤油、酒、味醂でつくった薄味のスープに、甘辛く炊いた鶏肉の強い風味が特徴です。(中央軒公式サイトより)

≪鳥栖駅≫
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鳥栖駅は、九州の主要路線である鹿児島本線と長崎本線の分岐駅で、開業後ずっと交通の要衝として栄えてきましたが、九州新幹線の建設計画により、鳥栖駅の機能も徐々に変わりつつあるようです。

鹿児島本線を門司港から大牟田まで福岡県内を移動していると、この鳥栖エリアだけが佐賀県に入るという特徴があります。

/ 鳥栖駅のすぐ近くには「駅前不動産スタジアム」があり、Jリーグ・サガン鳥栖のホームスタジアムになっています。

【熊本牧場直営 岩部商店】 2020年12月≫≫
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提携牧場から純熊本産馬刺を提供するお店です。熊本と言えば「球磨焼酎」。都内では珍しい米焼酎と熊本の馬刺の組み合わせを提供してくれるお店があると知り、昨年末に北千住で数名と集いました。
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「熊本産馬刺」を中心に、あか牛、黒毛和牛、地鶏、天草の海の恵み、無農薬野菜と米など、熊本県の食材にこだわり、生産者から直送して貰っているようです。お店を訪れた時も、「いま、現地の蔵元関係者が来ているんです」と店員さんからこっそり耳打ちされました。
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最後に頂いた果実系サワーです。この日は飲み放題で予約。ハイボール、果実酒、カクテル、熊本本格焼酎22種や熊本の地酒がすべて飲み放題です。

「れいざん 大吟醸」は、高森町にある山村酒造の日本酒で、蔵元は天暦12(1762)年に創業しています。蔵元のオンラインショップを拝見すると、1升、1万1千円の値が表示され、蔵元最上級の酒のようです。この蔵元では米をはじめ、焼酎造りもされるようですが、主は日本酒のようです。

熊本県内の生産者は、このように大消費地にあって熊本食材を広くアピールする熊本専門店には、破格の仕入れ値で提供しているようです。
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「古酒黒麹仕込 蓮寿庵」は、人吉球磨地方 多良木町にある恒松酒造本店の芋焼酎で、蔵元は1917(大正6)年の創業です。地元の球磨郡で収穫した良質な黄金千貫を使用した芋焼酎で、長期熟成古酒として気品ある旨味とコクを醸し出します。(蔵元の公式サイトより)このお酒は熊本地域限定焼酎となっており、このお店は「地域内」として特別に提供されているようです。

「麦焼酎 さくら魯山」は、人吉球磨地方 水上村にある松下醸造場の麦焼酎で、蔵元は文化元(1804)年の創業です。地元、球磨のニシノホシ麦を使用した長期熟成酒で、生産量が少ないので目にすることが少ないようです。(田島屋酒店~横浜市 サイトより)

「壱乃醸 朝日」は、鹿児島県喜界島にある朝日酒造の黒糖焼酎で、蔵元は1916(大正5)年に創業、サトウキビから一貫した「ものづくり」に取り組んでいます。「壱乃醸」は、一般酒「朝日」より多くの黒糖を加えて黒麹を使用、黒糖の香りがはっきりと現れ、シャープでキレが良く、すっきりした味わいになっています。(蔵元公式、大和屋酒舗~広島市 サイトより)
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生産者直送の無農薬野菜を使った「旬菜のサラダ」、長崎「あごだしおでん盛り」、熊本郷土料理「からしれんこん」、大分名物「とり天」など、熊本中心の九州各地の旨いもんが目白押しでした。
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阿蘇の辛子高菜(農)、天草産の生めかぶ(魚)、クリームチーズの醤油漬け(酪)、産地のバランスがとれた熊本食材が並びます。

/ 後半に出てきた「博多もつ鍋」。鮮度の高い牛モツと新鮮な無農薬野菜がたっぷり山盛りのお鍋です。寒い冬には欠かせない料理ですが、お酒の妨げにならないように美味しい出汁スープを頂きます。
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「球磨焼酎」は、熊本県球磨郡、および人吉市で製造される米焼酎。と定義づけがあります。私は人吉周辺へ出掛けると「米焼酎」を求めて散策しますが、今回は、熊本で生産される日本酒、芋焼酎、麦焼酎なども堪能できて大満足の夜でした。

/ 北千住駅は複数の鉄道会社が乗り入れるターミナル駅で、古く江戸時代から日光街道の宿場町として栄えています。画像の西口駅前交通広場にはペデストリアンデッキが備えられ、駅周辺へは安全に向かうことが出来ます。そんな商店街の一番端っこにあるお店は、東京にある美味しい熊本県そのものでした。

【姫松屋 本店】 2020年12月≫≫
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特典航空券で羽田-長崎便を狙っても、根強い観光人気でなかなか予約が取れない中、島原訪問が12月に実現でき、季節的にタイムリーな「具雑煮」でした。丸もちだけでなく、いろいろ具だくさん。遠路、島原に来て「日本人で良かった」と思う瞬間でした。

≪具雑煮≫
「島原の郷土料理の代表格。具だくさんで山の幸、海の幸がいっぱい盛り込まれていて、豊かな島原の産物を集大成化したような料理です。鶏肉、アナゴ、シロナ、レンコン、ゴボウ、凍り豆腐、椎茸、卵焼き、丸もち、春菊など具だくさん。農林水産省の農山魚村の郷土料理百選に選定されています。」(島原市公式サイトより)

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「具雑煮」の起源は諸説ありますが、島原の乱(1637年~1638年)の時、天草四郎が民たちに餅を兵糧として貯えさせたという説があり、このお店の初代 糀屋喜衛ェ門さんが1813(文化10)年に味付けを変えて生み出したという説もあるようです。
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今回注文した「具雑煮定食 竹」には、お刺身もついていて島原や長崎の美味しい物が頂けました。「農山漁村」の食材がふんだんに使われていることに、大満足のお昼ご飯でした。
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「具雑煮」単品の「大」もあり、本当に「具雑煮」を堪能したい人は、それだけの注文もありかな、と思いました。

≪しまばらん & 島原城≫
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島原市の救世主「しまばらん」は、「江戸時代、島原藩の安全と繁栄をもたらしていた守護神で、人口が減少するなど元気がなくなりつつある島原の先行きを心配して、島原創世元年(恐らく2015年)に再びふるさとに舞い降りた」救世主なのだそうです。(島原市公式サイトより)

「お店の向かいが島原城」という立地でしたので、食事の後はお堀の外側から観光モードです。「有明海に臨み、雲仙岳の麓に位置」する城址公園となっており、1964(昭和39)年に天守閣が復興され、徐々に全体が復元されました。

【お食事処 かいがん】 2020年12月≫≫
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紅ズワイガニとズワイガニを合わせた水揚げ量が日本一のまち「境港」に来ました。お店は市街地ではなく、新鮮な魚が水揚げされる「境港漁港」周辺あるお店で期待が大きいです。

メニューを見て「特上」から1ランクアップして「特選」を選びました。「紅ズワイガニ」「サーモン」「鯛」「サワラ」「ハマチ」「タコ」「蟹みそ」「甘海老」が載っかっており、期待の「蟹」をゲットです。各地の海鮮丼にはご当地感がありますが、ここ境港は、やはり「紅ズワイガニ」でしょうか。
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漁港に隣接しており、区画整理した一角にあります。市場周辺のお店は漁港の事務所のような外観のお店もあったりして、わかりにくいことがありますが、今回は食べ物の看板ですぐにわかりました。「紅ズワイガニ」を描いた看板の赤色がインパクト大です。
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このお店では、地物紅ズワイガニ食い放題のメニューがある漁師さん愛用のお店なのだそうです。蟹は食べたいけれど、殻からカニの身を取り出す技術がない私は、自分で身をほじくり出すのが面倒くさいので、沢山食べたい感じではないです。
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朝7時から営業している市場食堂で、なるほど漁師さんもやってくるという納得の海鮮食堂でした。境港で「地物紅ズワイガニ食べ放題」をやっているのはこのお店だけのようです。

行列を心配してきましたが、11時30分頃にお店に到着したので待ち時間なしでした。

【旬彩美酒 サスケ】 2020年7月≫≫
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このお店の店名に惹かれて来た訳でないですが、個性的な店名。サイトで調べてみると、旧店名は「福井太郎」だったそうです。「福井のうまいもんが勢揃い」という口コミから地産地消の食材を期待していました。

「甘海老」「はまち」「いか」「たこ」「焼き貝柱」「カワハギ」「サーモン」新鮮な地魚の造り盛りです。
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福井駅東口の宿から西口へ抜けて、福井城址の外堀沿いに歩いていきます。堀の内側を見て「あれ、城址の所に県庁や警察本部の建物が建ってる!?」福井では官庁は別格のようです。

中央公園を歩いていたら、公園内に「ビジターセンター御座所」という施設があり、しばし見学。電車通りを横断してお店に到着しました。レモン酎ハイがら開始します。
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福井のお豆腐や油揚げは一目置いていますので、こちらでも冷奴を注文します。 / ホクホクな身を期待して「鯖の片身焼」です。
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新鮮な魚料理が勢揃いですが、固定メニューの多さで本気度がわかります。
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「梵 ときしらず」は、鯖江市にある加藤吉平商店が醸造する日本酒で、蔵元は1860(万延元)年の創業です。「長期氷温熟成されたお酒がブレンドされた純米吟醸酒で、すばらしい熟成香と淡い黄金色が特徴」と蔵元が紹介しています。

「黒龍 いっちょらい 吟醸」は、永平寺町にある黒龍酒造が醸造する日本酒で、蔵元は1804(文化元)年の創業です。「いっちょらい」とは福井の方言で「一張羅」のことで「心地よい吟醸香とくせのない旨さが人気の定番吟醸酒です」との蔵元コメント。

【うなぎ割烹 北御門】 2020年12月≫≫
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長崎空港から島原や長崎市内へ向かう途中、いつもは通り抜けることが多いですが、美味しい老舗の鰻屋さんがあるということを知り、カーナビをセットしてきました。お店は諫早駅から1.5km程離れた市内の本明川沿いにあります。
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諫早は、江戸時代に整備された長崎街道(小倉-長崎)が通ります。多良街道、島原街道の分岐点である諫早領内には宿場や番屋があり、交通の要衝として重要な役割を果たしていました。

1883(明治16)年に創業したうなぎ割烹の店は、長い間、県内や地元の人々に愛されてきたのだろうと思います。
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「諫早名物 楽焼うなぎは、蒲焼には独自の赤楽の器を使用し、二重底の中にお湯を入れ、蒸すことにより、鰻を柔らかくし、また最後まで暖かくお召し上がりになれます」とメニューに記載があり、なるほど、鰻を美味しく食べる技が明治の時代に確立されていたようです。

≪うなぎ割烹 北御門≫
「諫早の本明川沿いにて、初代米吉が始めてから蒲焼屋を百三十年余り。”活き・焼・タレ”を主眼とし、鰻本来の美味しさを引き出します」(店メニューより)

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代金精算の際に「諫早 うなぎ上り」も購入しましたが、こちらはお土産で買って帰りました。 / 当初の想像以上の美味しいうなぎが老舗のお店で頂けました。

≪本明川≫
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諫早市内を流れる本明川。老舗鰻屋がある本明川沿いには、諫早(高)城址や愛宕社などの史跡があります。長崎街道はこの川岸沿いに通っていたようで、昔は行き交う旅人で賑わっていたことでしょう。いつまでもこの光景が残ることを願い、再訪を楽しみにしています。

≪うなぎ割烹 北御門≫
「1883(明治16)年に創業、本明川のほとりにある昔ながらのうなぎ店。「活き・焼き・タレ」の技術を伝承し、職人たちが丁寧に焼き上げています。使用するのは良質な国産うなぎ。ふんわりと柔らかく、舌にとろけるような食感です」(ながさき旅ネットより)

【味の庄 伯備】 2020年11月≫≫
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昔、岡山・倉敷に来たときに「ママカリ寿司」「チラシ寿司」を頂きましたが、こちらの新見では「鯖の姿寿司」が名物とあります。岡山県の各地域には、いろいろな「寿司」がありそうです。

「質のいい鯖を一匹丸ごと背割りにし、中に餅米入りの酢飯をたっぷり詰めてており、粘りのある食感が特徴」と店の公式サイトにあり、別名を「備中お祭り寿司」と言うようです。紹介文だけで、鯖の姿寿司の美味しさが伝わってきそうです。
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新見駅のすぐ近くにあるので、食事処として立ち寄る人も多いようです。夕食休憩の駅員さんも食べに来ていました。 / 中国山地の山の中だったら、こやつのような大物もいるんだろうと思います。市街地には出てきて欲しくないです...
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「備中お祭り寿司(焼鯖寿司)」を注文しましたが、鯖の生臭さも旨みの要素となって、なるほど、内陸地域の保存食として、「新見名物」として、はたまた、ボリュームのある食事メニューとして、地酒のお供として、秀逸の郷土料理だと思います。

/ 「味の庄 伯備」は、昭和4年に伯備食堂として開業していますが、「奥備中の自然が育んだ四季折々の産物を、それぞれの素材を生かしておもてなしします」と自己紹介があります。店内にも「創業八十年 岡山の老舗」とあり、新見になくてはならない店のようです。

≪鯖の姿寿司(新見名物)≫
鯖の姿寿司は、岡山県北部の郷土料理で、新見藩のお殿様の参勤交代のお弁当でしたが、武士に提供する料理のため、首を切った首切り、腹を割いたら腹切りという縁起を担いで、今の頭付き、背開きにした丸ごと一匹の鯖の姿寿司になりました。(店の公式サイトより)

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鯖のかしらにもご飯がたっぷり詰め込まれていました。 / 山がちな地域ですが、メニューに「もずく酢」がありました。
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「真鯛の刺身(昆布〆)」もこの街で頂けるとは思いませんでした。昆布〆で獲れ立てのような鮮度のようです。
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「三光 上撰」は、新見市内のある三光正宗が醸造する日本酒で、蔵元は1913(大正2)年の創業です。「三光の代表銘柄。冷やで良し、燗で良し、アマカラピンの旨い酒。飲み飽きせず、料理の味を引き立てる味わい」と蔵元のコメントです。

「伯備」は、このお店が醸造元の三光正宗に特別注文して、「三光 純米酒」の銘柄にオリジナルのラベルを貼付しています。
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山がちな土地へ来て、海産物が続きましたので、〆の料理として「若鶏唐揚げ」を注文します。単品飲み放題をチョイスしているので、いろいろなお酒が楽しめます。

この日は里の食材やジビエ料理になるかと思いましたが、事前の予測は外れてしまいました。新見ではチョウザメの養殖が行われていますが、事前に予約が必要とのことでした。
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大発見の新見名物「備中お祭り寿司」なる鯖の姿寿司。頭つきの鯖は迫力があり、素晴らしい郷土料理に出会えました。

宅飲私亭【十年泡盛 古都首里】

2021年5月≫≫
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地元の西友で買ってきた食材が、この日の晩ご飯です。「ねぎ塩チキン弁当」「惣菜 焼鳥」「キャベツ、竹輪、ロースハムのシーザーサラダ」「もずく」で、晩酌には琉球泡盛43度をチョイスしました。
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メインの「ねぎ塩チキン弁当」はご飯がついていますが、お酒のお供的な感じで良く買ってきます。ちなみに、この日の弁当は見切り品で380円→348円でした。
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こんなチープな食材でしたが、食後は10年古酒の泡盛です。2002年夏に購入した瑞穂酒造の「10年古酒 首里43度」は、開封するまでの保存期間を含めると古酒30年相当の泡盛になります。
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食後のお酒としてチョイスしましたが、沖縄の泡盛はやはり沖縄の気候で、沖縄料理と合わせると美味しく頂けることを再認識しました。

≪泡盛&瑞穂酒造の歴史≫
琉球王朝時代、泡盛は貴重な酒として管理され、首里城下の3つの町(首里3箇)でのみ造られていました。瑞穂酒造は首里3箇の1つである鳥堀町に創業した現存する首里最古の蔵です。(瑞穂酒造ホームページより)



【琉球泡盛 二十年古酒 琉球誉】 2020年7月≫≫
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この日の夕飯は、「ご飯」「ワカメスープ」「納豆」「豆腐」「ソーセージ&マヨネーズ」「もずく」です。以前、管理栄養士さんから「豆腐と納豆を一緒に取るとタンパク質の摂り過ぎ」と指摘されたことがありましたが、毎日ではないのでこの日はOKとしました。お酒は琉球泡盛の「琉球誉」です。
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崎山酒造厰の「二十年古酒 琉球誉30度600ml」は、2002年の夏にわしたショップ銀座で購入したので、開封するまでの保存期間を含めると古酒40年相当の泡盛になります。

【古酒 8年貯蔵酒 KUINA BLACK】 2021年4月≫≫
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ちょっとした酒のつまみと一緒に呑んでいた8年古酒の泡盛「KUINA BLACK 43度」です。2002年の夏に、那覇市にある酒屋さんに直接お取り寄せ相談をして送って貰いました。

田嘉里酒造所は、沖縄本島のヤンバルの森に近い所にあり、1959(昭和25)年に現在の地に創業、4年前にヤンバル酒造へ社名を変更しています。

【献上そば 羽根屋】

2020年12月≫≫
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「出雲そば」が食べたいとこの街に来ましたが、旅程の都合で、お昼に出雲大社近くのお蕎麦屋さんに立ち寄ることが出来ず、この日宿泊する出雲市駅周辺で「献上そば」のお店に入ります。

師走、何かしら慌ただしいようで、開店時刻にやってくると1番のりでした。メニューの1番上には「割子そば 3段」がありましたが、おそばをがっつり食べたい私は「五色割子そば」を注文。それぞれの器のトッピングが何なのかとても楽しみです。
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おそばが来るまで、久々の瓶ビールで晩酌しながらゆっくり待ちます。お蕎麦が来てから、それぞれの器を確認すると、1「山菜」、2「生たまご」、3「油あげ」、4「とろろ」、5「おろし&たぬき」でした。どれもさっぱり系で、出雲そばのイメージが大きく広がる感じです。
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このお店は「献上そば」という前置きがつけられていますが、何処のお店でも「献上」とはいかないので、由緒あるものと推察されます。

≪献上そば 由来≫
江戸時代末期に創業、大正天皇をはじめ、数々の御皇室の方の御食前に供しています。
明治45年5月27日、大正天皇がまだ東宮の御時、山陰地方に行啓され出雲市に御宿泊になった折、弊店のそばをさし上げたところ、田園の香りをうつしたその風味がことのほか御意に召し、それ以来このそばに「献上そば」の名が許されました。(羽根屋ホームページより)

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綺麗な店構えの老舗蕎麦屋の本店。「割子そば」と「釜あげそば」が名物のようです。
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「献上そば」の文字が光ります。 / おそばが出来るまで、久しぶりの瓶ビールで待ちます。
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出雲食文化の伝統が薫る「割子蕎麦」とあります。 / 割子そば3段やその天ぷら付がお勧めのようですが、私は純粋に「五色」でいきました。
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出雲そばは、天皮だけでなく黒い皮の部分まで一緒に挽き込んだ、色が黒く香りが良いそば粉でそばを打ちます。「水回し」「こね」「のばし」「切り」という一連の作業を経て打ちたての出雲そばが提供されます。(羽根屋ホームページより)

/ 五色=器が五段になって出されましたが、デジカメで撮るときにピントが薬味(低い位置)に合ってしまい、器の一番上(高い位置)のピントがボケてしまったので、バレないように小さいサイズでアップします。

/ お店は通りに面したぽつんと1軒の佇まいですが、歩いて宿へ戻るときに「サンロードなかまち」という商店街を見つけました。車の通行が出来て、アーケード街の中にコインパーキングがあったり、旭日酒造という造り酒屋があったり、小さい商店街に出雲市の特徴が現れているようでした。


≪出雲そば≫
出雲そばは、特徴として一般的なそばと比べて見た目が黒っぽいです。
そばの実は、中心に行くほど白くなりますが、通常、おそばは殻をむいたそばの実を、一番粉から四番粉に分類して使います。
ところが、出雲そばは粉の選別をせず、玄そば(殻のついたそばの実)をそのまま挽き込む「挽きぐるみ」と呼ばれる製粉方法で作ります。そのため色が黒っぽくなり、栄養価と香りが高く、風味と食感の良いそばができます。(出雲観光協会ホームページより)

【魚の旨い店 池袋店】 2020年8月≫≫
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久々に池袋に呑みに来ました。店名が「魚の旨い店」とありますので、予約した時からとても期待していました。

最初に「刺身盛り」注文してビックリ。鮮度抜群の魚が4種類、関東沿岸や日本各地で獲れた魚だと思いますが、こちらのような専門店でないと、東京でこれだけの鮮度のものはなかなか頂けません。(画像は2人前です)
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明るいうちに入店して退店するときは暗くなっていました。道路の四つ角側に店の入口があり、丸いロゴが店の屋号として掲げられていて、やはり暗くなってからの方が飲み屋の雰囲気が出ています。

/ 看板メニューのお刺身が大きく載っています。メニューの写真と変わらずに本物が出されるので、やはり「新鮮さ」がモットーのようです。
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鮮魚が売りの居酒屋なので「アジフライ」は期待大です。お刺身の次に注文してみると、大きなサイズで、衣はカリカリ、中身はふわふわといった感じです。
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最初は「レモンサワー」からです。このアルミのタンブラーは久しぶりですが、キンキン状態が長く続くので氷が溶けにくく、サワーが薄くならずに安定した美味しさが続きます。

/ 中継ぎタイムで「ポテトフライ」を頂きます。
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メニュー表紙のお店のロゴ。 / 〆前に「エイヒレ炙り」。完全に乾燥しているのではなく、半生で甘みがあってパクパクいってしまいます。
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「レモンサワー」の後は、「黒霧島」のボトルへ移行していました。予算的なものもあり、「魚の旨い店」には頻繁には行けませんが、たまの時は奮発して「黒霧ボトル」です。この日は「刺身」「フライ」「炙り」どんな調理も納得の夜でした。

【ちょい呑み居酒屋 あらさん】 2020年7月≫≫
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富山湾の海の幸を楽しみに、このお店にやってきました。手書きのメニューの右端には「お刺身富山湾盛」があり、間髪入れずに早速注文します。

この日の富山湾の旬の幸は「鯖、赤ガレイ、サワラ、アジ、きす、甘海老、鯛、カマス、赤イカ」です。
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お店は富山駅前にある商業ビルの地下1階にあります。意外と大きなビルで、こじんまりとしたお店が多数並びます。

お店には仕切りがなく、通路沿いに店舗が並び、オープンな感じで開放感があります。

≪肴≫
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最初は日本酒のチョイスに時間がかかりそうだったので、生ビールから始めます。「カブの浅漬け」だったと思いますが、昆布と生姜スライスで微妙で絶妙な仕上げでした。

里のもの、山のもの、海のもの、富山の全てが揃い、よく吟味された先付けお通しだったと思います。

≪県内 地酒≫
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「成政 上撰」は、県内の南砺市にある「成政酒造」の日本酒で、蔵元は1894(明治27)年の創業です。「しっかりとコシのある味わい。燗でも冷でも様々な温度で楽めます」との蔵元コメントです。

/ 「富美菊」は、富山市内にある「富美菊酒造」の日本酒で、蔵元は1916(大正5)年の創業です。「仕込みの初期から低温におさえ、少酸化に力を注いだ酒。自然に醸された適度な酸で、まろやかな味わい」と「あらさん」のサイトに記されています。
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「満寿泉 白ラベル 辛口」は、富山市内にある桝田酒造店の日本酒で、蔵元は1983(明治26)年の創業。「キレがあり旨い、呑み飽きしないお酒」と蔵元の紹介です。

/ 日本酒のメニューには、見事にオンリー富山の地酒が並びます。地産地消、海山里だけでなく、「どんなにいいお酒があっても富山の地酒だけを提供」という私にとっては理想のお店です。

≪富山三昧≫
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「本日のメニュー」が達筆で、毎日手書きしているようです。

富山市内は、富山の中心部でありながら、富山湾と背後に聳える立山連峰によって、綺麗な海と湧き水と、生きるための最高の条件が備わる印象です。質の高い食材が集まる由縁だと思います。

【小倉酒場 酔小 小倉本店】 2020年1月≫≫
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入店後、お酒のチョイスが終わったら「肉屋が選んだ厳選赤身肉」を早速注文です。熟成肉なのでしょうか。少し処理が施されているようです。メニューには「カルビ、ハラミ、サガリ」の部位使用とあります。
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お店は、北九州モノレールの平和通り駅からすぐのアビイ通り沿いにあります。小倉の街は、フランチャイズ系のチェーン店舗が少なく、何となく昭和の繁華街の風情を感じます。いろいろ個性的なお店があって、歩いているだけで楽しくなります。
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大衆酒場をコンセプトに「日本酒」を売りにしていますが、店構えのお洒落な感じから「肉バル」的な要素も感じられます。店内に続く階段に、新しい酒場のイメージが窺えます。
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「厳選赤身肉」を自分で焼くところです。狭いカウンターにコンロを置くのでちょっと窮屈ですが、すぐに焼けたので、コンロは下げて貰いました。 / こんがりと焼けたところで、胃袋に入る前に画像に収めます。
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店のキャッチにもある「牛すじ肉豆腐」もすかざず注文。牛の煮汁が豆腐に染みて、厚い鉄鍋で暖かさが保たれます。これで380円だったら、このお店に来る度に注文しちゃいます。
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「牛すじ肉豆腐」のメニューには、追加のトッピング「ねぎバカ盛り」「半熟玉子」で味の変化を楽しむ、とあり、飲んべえ系の酒場では「微妙な味わい方は少し難しいかな」と思いました。
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この日は、「ドリンク セルフ飲み放題」でいきます。コース料理の人は980円ですが、単品2品以上の人は1480円です。お酒はたくさん並べてあるので、飲みたいお酒を飲みたいだけ飲めるので「いいかな」と。画像の酒瓶は、実際は逆さまにして酒のサーバーに差し込まれています。(画像を逆さまにしてアップしています)

「誠鏡 純米たけはら」は、広島県竹原市にある中尾醸造の日本酒で、蔵元は明治4年の創業です。「やや甘口で麹の旨味を充分に抽き出した穏やかな口当たり」と蔵元の紹介です。

「本格辛口 たかの井 特別本醸造」は、新潟県小千谷市にある高の井酒造(前身は山崎酒造所)で、1955(昭和30)年に創業しています。「手造りにこだわり醸し上げた、きりっと辛口の後味が食を進める本格辛口」の蔵元コメントです。
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メニューの表紙に「牛すじ肉豆腐と日本酒の店」とありますが、女性客も多く、日本酒だけ売りにするのはもったいないお店だと思いました。エキゾチックな肉料理店の印象がありました。

現在、お店は日本酒を売りにした大衆酒場の「牛すじ肉豆腐の店」から、居酒屋以上割烹未満の新しいスタイルにリニューアルしているようです。

【大阪王将 下高井戸店】 2020年10月≫≫
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居酒屋に感染症の災難が続く中で、我が町に「大阪王将」が出現しました。都内を巡っている時に、大阪王将をよく見るようになりましたが、地元に出店するとは思いませんでした。個人的には、東秀餃子、餃子の王将と馴染んでいましたが、大阪王将は生活圏内に初出現です。
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大阪王将のメニューを見るのは初めてですが、注文するのは「餃子定食(ダブル)」です。ひたすら餃子が食べたかったです。よく見ると「下高井戸炒飯セット」というのがあって、中華三昧のワンプレートでした。焼豚炒飯の焼豚が大きいキューブです。
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昨年10月にオープンしましたが、そのオープン月に出掛けてみました。なるほど「お持ち帰り」コーナーは中々繁盛中です。 / やっぱり、餃子は満足いくまでたらふく食べたいです。

【レストラン シャロン 岡山空港店】 2020年11月≫≫
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14時10分発の羽田行に搭乗するため、倉敷駅から空港バスに乗車してきました。フライトの1時間15分前に空港に着いて、遅めの昼食を頂きます。ソースや醤油ではなく、デミグラスソースということで、ひと味違った優しい味のカツ丼に仕上がっていました。
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レストラン・シャロンを調べてみると、大阪に「グランド・シャロン」を2店舗展開しており、牛肉料理に自信があるようです。

≪デミグラスソースカツ丼≫
丼鉢に盛った白飯に切り分けた豚カツを乗せ、デミグラスソースをかけたもので、カツの下に茹でたキャベツを敷くこともあります。岡山市内にある1931年創業の「味司 野村」が提供したのが始まりのようです。(Wikipediaより)

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デミカツ丼が出来てくるまで、ハイボールで旅の終わりを締めくくります。 / 漬物とお吸い物付です。

≪全日空656便 岡山上空≫
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午後2時23分、岡山空港を離陸して10分くらい経った頃です。離陸した後に旋回して、岡山駅(右)、旭川と岡山城(中央)など、岡山の中心街が見えてきました。これから羽田への短時間旅が始まります。

【焼鶏屋 勝商店】 2019年12月≫≫
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お腹が空いていることもあって、最初に注文した「八女炭蘇鶏 もものたたき」です。焼き加減が絶妙でした。大阪で焼き鶏料理が頂けて嬉しい夜でした。
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お初天神通りと新御堂筋の間にある縦に長いお店です。お初天神裏参道という大阪人が多数集まる筋が1本隣にあります。2019年の大晦日ということでクローズの店もあり、この通りはだいぶ落ち着いていました。
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大好きな炭焼串が頂けるとのことで、種類も豊富でテンションが上がり気味です。 / 最初は生ビールからで乾杯です。
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「ネギマ」と「プチトマト」のどちらもフレッシュ感があります。
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「ささみわさび」と、こちらは「肝」だったと思います。 / トッピングのようなチーズがアクセントの「つくねチーズ」は変わり種でした。
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「仙介 特別純米 辛口ひやおろし」は、兵庫県神戸市にある泉酒造の日本酒で、蔵元は宝暦年間(1751年~1763年)の創業です。「この冬にできた新酒を一度火入れして貯蔵し、暑い夏の間をひんやりとした蔵で熟成を深め、初秋に火入れをせずに瓶詰め」山田錦ならではの飲み口が楽しめます。

「雑賀 辛口純米 族」は、和歌山県紀の川市にある九重雑賀の日本酒で、蔵元は1908(明治41)年の創業です。「口に広がる酸味が特徴で、シャープでキレのある辛口酒」という大阪の酒屋さんのコメントがあります。
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茄子の大好きな私が注文した「合鴨と茄子のロース煮」。 / この1枚板のカウンターテーブルは立派でした。店造りの際に大工さんに加工して設置して貰ったそうです。

≪曾根崎 お初天神通り≫
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阪急大阪梅田駅から歩いてくる間も、このアーケード街に入っていく時も、大阪は途切れることなく商人の街が続いていました。

≪露天神社(お初天神)≫
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昨年の1月2日のお初天神です。まだ普通にお参りできる頃で、梅田界隈にある素敵なスポットに、大阪の若者達が大勢お参りに来ていました。初めてのお初天神にお参りに来て、美味しいものを頂いて、大阪の真髄を垣間見れたような気がしました。

≪お初天神の由縁≫
1703(元禄16)年、堂島新地天満屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵衛」が「天神の森」(現在の社の裏手)にて心中を遂げた。一月後、近松門左衛門はこの二人の悲恋を人形浄瑠璃「曾根崎心中」として発表したところ、当時大きな話題となりました。

事件の神社は一躍有名となり、そのヒロインである「お初」の名前から以後今日に至るまで「お初天神」と通称されています。

【カレーショップ C&C 新宿本店】 2021年1月≫≫
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普段は、どちらかというと麺よりご飯派なので、C&Cはお気に入りのお店です。ポークカレーの中辛に、画像のようなコロッケか、ゆで卵が最適メニューです。冷たいお冷やがカウンターに置いてあって、いつでも自分で継ぎ足したり、お店の回転が速いのでほぼ行列がないのが魅力です。
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ブログを編集していて、たまに立ち寄るこのお店が本店であることに気づきました。ここは改札の外でも、新宿駅構内なんですね。1968年に1号店として営業を開始しています。


公式ホームページでは、京王線沿線、都心や関東甲信越を中心に17店舗が展開中とのことです。 / らっきょう無料で頂きました。
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そうそう、昔は「共通サービス券」(2018年に終了)があって、10枚貯めるとポークカレーが1回無料になりました。有効期限が記されてあっても、10枚のうち1枚だけ有効期限内なら全部使用可という、庶民に優しい「C&Cルール」がとっても便利で頭の下がるサービスでした。

≪運賃を下げる鉄道会社≫
C&Cはレストラン京王の運営です。親会社の京王電鉄は、相模原線の建設費用が順調に回収出来ているということで、鉄道運賃の「加算運賃分を引き下げており、京王電鉄の律儀さに敬礼したい気持ちです。これこそが真の意味での「住みやすい鉄道沿線」だと感じます!!

【割烹旅館 松寿】 2019年12月≫≫
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2019年の年末にリーズナブルな割烹旅館に泊まることが出来ました。夕食のお刺身を頂きながら、別注の刺身盛りを注文。宿の方に伺ったところ、この日は南マグロ中トロ、カンパチ、真鯛、鯵、生ダコ、南マグロのすき身を盛り合わせているそうです。
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最寄り駅は東海道本線・興津駅で、駅から2km程離れていますが、この日はマイカーでやって来ました。道路を挟んで宿と食事処があります。
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豚肉とえのき茸、もやし、ねぎなどのすき焼き風な料理。これから火を入れます。
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海老、貝、もずくの定番料理。でも鮮度が違います。 / 柔らかい豚の角煮に青菜。
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「吟醸 臥龍梅」は、静岡市清水区にある三和酒造が醸造する日本酒で、蔵元は1686(貞享3)年の創業です。「清流と鮎で名高い興津川の伏流水を仕込水として用い、南部杜氏の手で総米600キロから1.3トンの吟醸仕込みで丹精して醸造します」(蔵元コメント)

「純米酒 おきつ川」は、同じ三和酒造で作られていますが、酒造好適米「富山県産五百万石」を60%まで磨き上げて醸される純米酒です。(阪神酒造の通販サイトより)
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茶碗蒸しにはいろいろ趣向が凝らしてありました。 / ご当地名物、黒はんぺんも欠かせません。日本酒にもピッタリ。
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夕食メニューに含まれる刺身盛りは、大根の桂むきで覆われ、割烹料理人の心意気を感じます。
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桜海老は必ずあると思い、楽しみにしていました。 / 魚の後のデザートも心憎い。 

≪朝ごはん≫
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朝ご飯も期待以上で、生野菜、しらす和え、(温泉?)半熟卵、ひじき、鰺の干物...朝に相応しい安心メニューです。

薩埵峠付近からの眺め≫
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2019年、年末近くの薩埵峠に来てみました。生憎の小雨が降り、由比の町が霞んで見えます。この後、駿河湾の新鮮な魚貝が恋しくて、富士市内でダメ押しの海鮮丼を堪能して帰路につきました。

≪薩埵峠(さったとうげ)≫
東海道五十三次の由比宿と興津宿の間にある標高93mの小さな峠ですが、
薩埵山が海に突き出す地形から、東海道が山側へ迂回する難所となっていました。富士山と駿河湾が望められ、周辺にはみかん畑が広がっています。

【そば処 開運そば】

2021年3月≫≫
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東京に古くからの名所と言われる所はたくさんありますが、有名なお寺というと数が狭めらます。そんな中で、古文書によると草創が大宝年間(701~704)以前とも、奈良時代における行基菩薩の開祖とも言われる高幡不動尊は、東京郊外にある趣ある古刹です。

その寺の近くにある老舗の蕎麦屋に入ってみました。店の箸袋には「高幡不動尊ご指定そば処」とあります。
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参道でありながら、駅前の商店街の中なので、商業施設のビル内にお店があります。
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日本酒のあてとして「みそ田楽」を注文しました。お蕎麦が来るまで、まったりした時間を過ごします。
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蕎麦に載っかっていた「開運」蒲鉾。いいことあるかな... / この日は脂や雑味を嫌って、ざるそば単品で仕上げました。
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「桑乃都」は、八王子市内にある小澤酒造所の日本酒で、蔵元は大正15年の創業です。「桑乃都」は爽やかな飲み口とふくよかで厚みのある旨味を合わせ持つ八王子の地酒です。(蔵元コメント)

八王子市は養蚕業が盛んだったことから、別名「桑都(そうと)」と呼ばれていたそうです。
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高幡不動駅前から「高幡不動尊参道」が続き、参道の奥に不動尊があります。開運そばのお店はこの参道沿いです。新撰組副長として活躍した土方歳三の菩提樹である縁から、境内に土方歳三の銅像と殉節両雄の碑があります。

≪金剛寺≫
東京都日野市にある真言宗智山派別格本山の寺院で、高幡不動尊の通称があります。本尊は大日如来、高幡山明王院金剛寺と号します。(ウィキペディアより)

【元祖 嶋田家】

2020年3月≫≫
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お蕎麦に天ぷらの「天ざる」を注文。江戸では庶民のささやかな贅沢といったところでしょうか。宝船のような器に蕎麦が盛り付けられ、それを頂戴する私は「積荷を食べ尽くす海賊」だったりして、深大寺そばの老舗で「東京の味」を堪能しました。
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いつも深大寺にお蕎麦を食べに来る時は、車で来るので駐車場ありの店に入ってしまいます。今回は、コインパーキングに車を止めて、山門前にどっしりと構えているこちらのお店に来てみました。
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歴史の重みを感じる店構え。 / 錦鯉が泳ぐ店内。
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深大寺周辺には、何軒もの深大寺そばのお店があって、これほど沢山の門前のお蕎麦屋さんがあるのに、需要と供給のバランスが取れているようで、お蕎麦を食べに来る度に点在する店の数に驚いています。

調布観光ナビ(調布市観光協会)のパンフレットを見てみると、深大寺そば組合等に加盟している蕎麦のお店は18店舗の紹介があります。
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だるまを売る店。 / 桜花の季節。

≪厄除元三大師大祭≫
東京に春を呼ぶ風物詩のひとつ「深大寺だるま市」。正式には「厄除元三大師大祭」といい、比叡山中興の祖「慈恵大師」の遺徳をたたえる縁日として、江戸中期に始まったと言われています。

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こちらのお店は、文久年間(1861年~1864年)の創業ということで、深大寺そばが誕生した頃から山門前で店舗を構えていたようです。第二次大戦前の頃は(神代)村で唯一の蕎麦屋であり、戦後になり都民の行楽地として脚光を浴びるようになってから「20数軒にまで増えた」と記されています。

≪深大寺そば≫
江戸時代、深大寺周辺の土地がコメの生産に向かないため、小作人はそばを作って米の代わりにそば粉を寺に納め、寺ではそばを打って来客をもてなしたのが、深大寺そばの始まりを伝えられているそうです。(調布観光ナビより)

【紅とん 南新宿店】

2021年10月・2022年4月・2022年5月・2022年7月≫≫

『2022年7月』
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いつもの「ハラミ」「レバー」「テッポウ」を塩で食せて、嬉しいひとときを過ごせました。心なしか肉のブロックが大きいような気がします。
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最近、なかなかお店に出掛けられなかったので、少しプライスに変化があったような気がします。

/ このロゴとも17年ほどのお付き合い。昔、店長に「このジョッキグラスを売って欲しい」と尋ねたら「店の備品の販売はご勘弁ください」と丁寧に断られたことがあります。
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この日は「紅とん焼酎」ボトルキープしました。糖蜜を原料とした焼酎なので、お湯で割ったりすると風味や香りが抜群です。


『2022年5月』
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この頃に新たに追加された「〆サバ」は、魚の保存技術が確立されたことで提供が出来るようになったようです。半身はあるでしょうか、かなりのボリュームです。
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この日はホッピーで攻めましたが1杯目はサービス、2杯目以降の「中焼酎」はメモリ付きボトルをテーブルに置くパターンです。毎回、厨房でグラスに氷と焼酎を注いでくれる店もあり、「紅とん」では両方のパターンがあります。

/ 普段はほぼ串焼きメインで、この日は久々の炒め物メニューです。


『2022年4月』
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食事の中盤から終盤にかけて注文することが多い「つくね」「ササミ梅」「ガツ」です。このアルミ製と思われる皿と出会ってから、すでに15年以上の月日が経過しています。


『2021年10月』
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「紅とん」はフランチャイズ展開ですが、2006年から通い始めて今も納得の肉質、食感の「焼きとん」です。「ハラミ」「レバー」「てっぽう」「鶏もも」など、いつも「塩」での注文です。

数年にわたって感染防止の世の中になって、お店が休業したりお店に行きにくくなったりで、やっと落ち着いてきた感じがします。
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新宿駅南口にほど近い所にあり、数年前の盛夏の頃には「角打ち」のように店前で立ち呑みする人まで出る繁盛店です。

/ 最近の「ワカメ酢」は、お酢が少しマイルドになっています。酸っぱい料理は健康に良くても苦手な人が多いのでしょうか。
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「紅とんの冷やっこ」は、薬味が複数あっていろいろな味を楽しめます。

/ 「焼きとん」が焼き上がるまでは、白ホッピーのお供はクイックメニューの「ワカメ酢」です。


※2023年4月20日に内容を追加しました。


2020年7月・2021年2月・2021年7月≫≫


『2021年7月』
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いつものように「白ホッピー」で寛ぎます。この店の中焼酎は、紅とん焼酎のボトルにセットされた中焼酎を自分でグラスに注いで、飲んだ分だけ精算します。
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「冷奴」はクイックメニューなので、お店に入ってすぐに注文します。
/ 「アジフライ」は数少ないお魚メニューで、添えられているキャベツもお気に入りです。


『2021年2月』
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東京の冬は北風ピューピューで乾燥した寒さ。「チゲ鍋」を1人前から頂けて最高です。
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暑い季節は「きゅうり」が合います。

/ 寒い季節は、濃い味噌の「味噌かぶ」を食べる傾向があります。
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この日は珍しく「ウーロンハイ」を注文。「激辛チョリソー」「鶏つくね串」と一緒に頂きました。

/ 番外メニューは意外性があるので、眺めているだけで楽しめます。


『2020年7月』
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ねぎま、ハラミ、レバー、ささみ(わさび)、鶏ももはいつも入れ替わり立ち替わりで注文する串焼きです。このご時世なので、今年4月の半ばから2ヶ月半くらい「焼きとん&ホッピー」から遠ざかっていました。
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電車に乗って着いたところは新宿なのに、代々木にあるということで住所は渋谷区になります。



※2021年7月4日に最初に登録しました。

【ラーメン幸雅】

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米子市内からレンタカーで移動して、倉吉市内にあるこちらのお店に到着しました。塩味・牛骨系の半透明のスープが綺麗で美味しそうに見えます。トッピングの煮玉子を追加しました。
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日本海側を運転してきましたが、途中から雪が降り出してきました。この画像では解りにくいですが、倉吉の中心地がやや内陸側に入り込んでおり、特に雪が強くなってきて、少々心細くなってきました。

お店の外観や黄色の宣伝が個性的で、ついニヤニヤしてしまいますが、雪の勢いでヒヤヒヤです。
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「倉吉で生まれて60年」画像の右下の方に社長さんの顔があります。

/ お店の一番人気が「幸雅のなつ旨ラーメン」ということで、それを注文。塩味系でなかなか美味しいものでした。メニューには醤油と味噌もありました。

【らーめん満洲味】

2020年12月≫≫
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2020年の年末近く、レンタカーを運転してこのお店に到着しました。すぐ近くの国道431号線は、正月を控えて買い物に繰り出すマイカーで混雑していました。

お店に入ると、常連さんばかり来慣れた様子で、寛ぎながら麺をすすっているのが印象的でした。
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このお店は、最近テレビで紹介される機会が増えている「鳥取牛骨ラーメン」の発祥のお店ということで、創業は1946年とのことです。
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この日は鳥取県を移動しながら、もう1店舗立ち寄る予定ですので、レギュラーのラーメン(牛骨)の注文です。醤油系の牛骨味で、はっきり目のスープ。煮たまごをトッピングしました。
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初めて食べる鳥取牛骨らーめん。鳥取ならではのラーメンとして、美味しく頂けました。

【栃尾温泉 宝山荘】 2019年8月≫≫
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温泉宿の夕食で「飛騨牛の陶板焼」が贅沢な雰囲気を醸し出しています。

安房トンネルの開通で、岐阜県側の温泉地にも行きやすくなりました。長野県松本市から岐阜県高山市に向かう国道158号線は、日本を代表する山岳道路だと思います。訪れる季節によってどんな表情を見せてくれるのか、いつもわくわくしながら訪れます。
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焼き上がった川魚が驚くほど活き活きとしているのは、魚が新鮮で、しかも焼き方が上手いんだと思います。
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「岩魚さしみ」も外せません。リーズナブルな宿泊料金で、栃尾温泉で頂ける美味しいものをもれなく提供してくれます。
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「山菜和え物」 / 「鴨肉ロース」「野沢菜」など...
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「久寿玉 特別本醸造」は、平瀬酒造(岐阜県高山市)の日本酒で、創業年は定かではありませんが、菩提寺の過去帳などでは1623(元和9)年には酒造りが記録されています。「一切の火入れをしない本当の生酒です。フレッシュな味と香りをお楽しみください。」などの蔵元コメントがあります。
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打ち立てのの手打ちそばを頂きます。宿の一角には「小さな蕎麦屋さん」という食堂があり、お昼には美味しいお蕎麦が頂けます。 / わかさぎ?と野菜の天ぷら。
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陶板の中で飛騨牛が丁度良く仕上がりました。



≪新穂高ロープウェイ≫
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岐阜県側の新穂高温泉から西穂高岳に向かうルートで、第1ロープウェイ(新穂高温泉-鍋平高原)と第2ロープウェイ(しらかば平-西穂高口)があります。第2ロープウェイは2階建てゴンドラを採用しています。
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鍋平高原駐車場に車を停めて、ロープウェイ駅(鍋平高原&しらかば平)周辺を散策してみました。今回はロープウェイには乗車しませんでしたが、機会があったら、北アルプスの雲上の絶景を楽しみたいと思います。

【スーパー居酒屋 鳥取 だいぜん】 2020年12月≫≫
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この「極上海鮮丼」は、赤海老、まぐろ、ぶり、アジ、たこ、ホタテ、いくら、イカ、サーモンの9種類の厚切りネタということが、お店の入口の看板でわかります。

この日午後から鳥取市内は大雪のため、市内の公共交通機関は計画運休となり翌日も終日運休となってしまいました。複雑な心持ちでしたが、年末に新鮮で美味しい海鮮丼が頂けて、この瞬間だけは至極大満足でした。
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鳥取駅北口の駅正面「サンロード」のアーケード街にお店がありますが、アーケードならではの店前の様子です。

≪鳥取の海鮮丼≫
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とろサーモン、づけまぐろ、寒ブリ、カニ味噌など、鳥取ならではの「海鮮丼」がずらりと並びます。
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2014年の暮れに「つまみ喰い」ブログを始めて6年半が経ち、最後の県である「鳥取県」をアップしました。(香川県は「蕎麦・饂飩 合掌」日記、沖縄県は「沖縄しましま紀行」で記録済み)

2015年に「スターバックス」が47都道府県の中で最後に鳥取県に出店したことを覚えていますが、鳥取県にも魅力の食材はたくさんありますので、最後になってしまい申し訳ない気持ちです。

【炉ばた焼 陣太鼓】 2019年8月≫≫
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炉ばた焼のお店ということで、焼きが難しい「砂キモ串焼き」を注文しました。塩味で焼いて貰ったので、あっさりコリコリ感が抜群でした。
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お店は高岡駅と高岡大仏の間の飲食街にあります。夕方5時過ぎに入店した時は明るかったのですが、居心地が良くて長居してしまいました。帰りの店の明かりが綺麗でした。

≪ 肴 ≫
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1人前で注文した「刺身盛り合わせ」。定番の魚ばかりですが、創作料理のような盛り付けが見事です。
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お通しと最初に注文した「ライムサワー」 / 辛党の私でも味噌の甘味は大好物なので「こんにゃく田楽」(あんばやし)を頂きました。

「あんばやし」は、富山県の郷土料で味噌田楽の一種。薄く三角に切った白こんにゃくを竹串に刺して熱湯で茹で、生姜の効いた香辛料の味噌だれをかけたもの。一般的な味噌田楽の味噌よりも水分の多いたれが特徴。(Wikipediaより)

≪高岡風 お好み焼き ととまる≫
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お店の説明札をそのまま記すと「富山名物 魚のすり身を使ったお好み焼き。高タンパクで低カロリー、柔らかさの中のサクサク感が絶妙」とあります。
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お酒が進んでから注文したので、細かいインプレッションは困難でした。

「ととまる」であるためには、次の5つの決まりがあるそうです。
1.商品名に「高岡流 お好み焼き ととまる」を使用。
2.すり身を使用。
3.昆布を使用。
4.鉄板(フライパン)で焼く。
5.丸い形である。


≪日本酒≫
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「勝駒 特別本醸造 本仕込」は、高岡市内にある清都酒造所の日本酒で、蔵元は1906(明治39)年に創業。「微かな吟香を含む透明な口当たり。ピンとして輝く様な端麗感は、独特の個性で小さく柔らかな旨さも魅力。」との評価があります。

「おわら娘 上撰本醸造」は、富山市八尾町にある玉旭酒造の日本酒で、蔵元は1808(文化5)年に創業。富山県産米を使用し、「淡麗の中にコクと旨みのある辛口本醸造。幅広い温度帯でお楽しみいただけるお酒」と蔵元の説明があります。
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「三笑楽 本醸造 こきりこ」は、南砺市にある三笑楽酒造の日本酒で、1880(明治13)年に創業。「地元富山県南砺市で生産される五百万石をふんだんに使用して、醸す本醸造。出荷までは1年蔵元で熟成させていますので、ふくよかな旨みと飲み口の滑らかさが特徴です」と蔵元のコメントです。

【熟成かつ 天膳 本店】 2020年7月≫≫
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勝山市から中部縦貫自動車道を通り、福井北インターで降りてこのお店に到着しました。お昼は植物のお肉で福井の名物「油揚げ」を頂いたので、夕食は「動物系」です。

熟成かつを頂くのも、岩塩で頂くのも滅多にないことで、柔らかくてさっぱりしたヒレかつを頂けました。
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こちらの本店は永平寺町に位置しており、福井駅から7kmほど離れていますが、福井市内にもう1店舗あります。福井名物のソースかつ丼と違った「カツ」も良いものだと思います。
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「初めての人は岩塩ヒレかつだよ」と言っているようなメニューを見て、早速注文してみました。

お店のホームページでは「熟成とんかつとは、豚肉を低温管理の行き届いた庫内で熟成させて旨味と柔らかさを最大限に引き出したお肉の状態のことで、このお肉を低温でじっくり揚げることで更に柔らかく繊細な肉質が提供できます」とあります。
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白飯と青菜ごはん(海老入り)のどちらかを選べるとのことで「青菜ごはん」を選びます。後での感想ですが、ごはんは白飯を頼んだ方が岩塩の味が良くわかったかもしれません。

【みっちゃん 八丁堀本店】 2020年1月≫≫
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メニューには「広島お好み焼の定番! 広島では”そばにくたま”と呼びます」とあります。初めてのお店では基本メニューを注文します。

「広島風お好み焼き」を初めて提供したお店は、1950(昭和25)年頃、屋台街で開業した「みっちゃん」が元祖と言われています。このお店はその本店ということで、期待を込めての来店です。
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お店は、いろいろな店舗や会社が入ったビルの1階にあり、割烹居酒屋のような店構えが印象的です。辺りが暗くなると、黒く映るビルの壁面と奥の方に佇む店構えのコントラストが見事です。

みっちゃんの公式ホームページでは、「はっちゃんの発案」が紹介されています。
1.お好みソース >> 昭和25年頃はさらさらのウスターソース → 片栗粉を入れてとろみを出した「お好みソース」の完成。

2.キャベツとモヤシの組み合わせ >> ネギの代わり。安い具材。ボリュームが出て具を多く見せられる。美味しい。相性がバッチリ。

3.そば入りのお好み焼 >> 焼きそばの上にお好み焼をのせてみたら美味しい。お腹いっぱいになる。 → 丸い形、そば入りの誕生。

4.ヘラで食べるスタイル >> 皿を洗う水や割り箸代のコスト削減。 → 鉄板の上でヘラで食べるスタイルが確立。ヘラに木製の柄もつけました。

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折角、広島に来たので親しみを込めて「瀬戸内レモンチューハイ」を注文しました。何故か、お好み焼には「柑橘系の酎ハイ」をチョイスしがちです。
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戦後、焼け野原だった広島の復興とともに生まれ育った「みっちゃん」の味は、広島市内6店舗をはじめ、今年になり、東京スカイツリー街にも進出しています。


≪広島風デビューの話≫
初めて広島でお好み焼を食べたのは、私が23歳の時に初出張で広島に来た時です。広島営業所の所長に昼食を誘われて入ったお店がお好み焼で、私は「お昼はお米じゃないの?」とビックリした記憶があります。

所長は「広島県人の昼はこれだよ!」と言われて、初めての広島食体験でした。中区吉島の辺りにあったお店でしたが、その後、バイパス道路とか出来て、今はどうなっているでしょうか。

【茶房 速魚川】 2020年12月≫≫
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こんなに脂っ気がなく、さっぱりした食べ物は日本食の中でも見当たらないくらいの「素麺」。日本各地に素麺で有名な土地があるのだから、やはり日本人の愛する食べ物だろうと再認識します。

特に、水が清らかで美味しい「水の都」で頂く素麺は格別です。
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お店は島原駅から島原城に向かう七万石坂という緩い登り坂の通りを左に曲がった所にあります。金物屋さんには駐車場があり、そこから見ると縦に長い立派な長屋であることがわかります。

「速魚川」は、通りに面した金物屋さん側から通り抜けられますが、建物の中程に入口があり、脇にはこんこんと水が湧き出ています。島原は古くから「水の都」と呼ばれ、市内のいたるところに雲仙山系の伏流水が湧き出ています。

≪猪原金物店≫
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合資会社猪原金物店は、1877(明治10)年に創業しています。建物は、幕末の長屋を復元しており、国の登録有形文化財に指定されています。

≪茶房 速魚川(はやめがわ)≫
茶房では湧き水と地元食材を使った、新鮮で美味しい料理が楽しめます。中庭の亀を眺めて水の音を聞きながら、ほっと一息入れませんか。(お店公式ホームページより)


≪島原手延べそうめん≫
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島原手延べそうめんは、島原の乱(1637~1638)の後、瀬戸内海の小豆島などから移住してきた人々によって製造が始まった、とされています。南島原市の有家、西有家地方で盛んですが、島原市内でも5軒の製造元があります。

特徴は「腰の強さ」で、冷やしそうめんだけでなく、煮込んでもなかなか煮崩れしないのが自慢です。(島原市ホームページ)

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このような贅沢な和の空間で素麺を頂きました。格子窓の外は駐車場ですが、落ち着いた雰囲気が維持されています。

金物屋さんの多角化経営といったところでしょうか。奥様とお嫁さんか娘さんと思われるお2人が、調理や配膳をこなしていました。
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茶房の中にはギャラリーも併設されており、デジタルアートや段ボールアート、曼荼羅作家や木彫り作家の個展や常設展示などもされています。金物屋さん独自の刃物研ぎレッスンもあるようで、老舗の金物屋さんに独特な職人の雰囲気を感じました。

【岡山居酒屋風お好み焼き もり】 2020年11月≫≫
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カキオコは「カキ入りお好み焼き」の略称で、ウィキペディアには「岡山県備前市日生地区の郷土料理で、ご当地グルメ」とあります。その料理を県庁所在地の岡山市内の人気店で頂きました。予約必須です。

お腹がいっぱいになる心配があるので、最初から「カキオコ」を注文してみます。牡蠣の苦みとお好み焼きの組み合わせはどんな感じか、初めてなので楽しみでした。そんなに苦みはなく、基本はお好み焼きなのでサクサクいけます。
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旅に出る前に予約した筈なんですが、お店の電気が消えています。「何でやってないの~?」・・・幟は立っているけど、心は焦ります。

この日は予約のお客さんで閉店まで満席ということで、店頭の電気を消していたそうです。地元の常連さんだったら知っているみたいで、予約時間、名前を告げたら確認が取れて、席が空いたら私の携帯に連絡してくれるので、それまでお店の周りを散歩していました。
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「カキオコ」を食べ切れると確信した瞬間に、岡山なので「ホルモンうどん」が頭に浮かびましたが、この日は「麺はいらないかな?」と思い、「ホルモンのスタミナ炒め」を注文。麺を外した分だけホルモンと野菜が欲しい!!
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お店のキャッチが「岡山居酒屋風お好み焼き」でちょっと欲張り。分析すると、岡山の郷土料理で。居酒屋兼業で。人気のお好み焼き屋。の3つです。

/ 「カキオコ」が出来る20分くらいの間は、レモンサワーとタコわさびで始めながら待ちます。この日は鉄板の前ではなかったので身体の火照りはなかったですが、喉が乾いていたので待っている間に飲み切りました。
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日本酒タイムの最初は「辛口 生酒」。銘柄はというと瓶の後ろに「月桂冠」とありました。

/ 「炭屋弥兵衛 純米」は、岡山県真庭市にある辻本店の日本酒。蔵元は1804(文化元)年の創業で、美作勝山藩御用達の献上酒として「御膳酒」の銘を受けています。「まろやかな酸味と、雄町米の旨味感じられるキレの良い喉越しが特徴」です。
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予約客で満席という人気のお店でしたが、お酒も進み、1人で来たのに他のお客さんより長居してしまいました。帰りに調理担当のご主人に丁重なるご挨拶を受け、再訪を誓ってお店を後にしました。

 【 秋田番屋酒場 】 2019年10月≫≫
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1人での来店でしたので、店員さんに相談して「刺身5点盛り(ハーフ)」でお願いしました。
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酔う前にこの日のお魚を聞いてメモしておきましたが、既に書いてある文字が酔っているような字体になっていました。

/ お醤油にこだわりがあるようで、男鹿なまはげ醤油(秋田県男鹿市)とあおさ醤油(熊本県上天草市)の2種類が出されました。
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ビルの上の方の階にあるのに、入口は番屋のような感じです。入口には「漁師料理酒場・浜の囲炉裏焼炭火焼 」の暖簾があります。

/ ホタテとスズキが氷漬けの発泡剤の中に。秋田県男鹿市と提携しているようです。
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日本では秋田県の生産量が一番の「じゅんさい」。県内の三種町で栽培が盛んなようです。
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「じゅんさい」は粘液質に覆われていてぬめりがあるので、小道具も一緒に出来てきます。上のお皿は白味噌だったと思います。

/ エゴ、ギバサ、カスベ、ハダハダ、比内地鶏、しょっつる、きりたんぽ、がっこ 名物図鑑のようなメニューでした。
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「千歳盛 上撰」は、鹿角市にある千歳盛酒造の日本酒で、蔵元は1982(明治5)年に創業しています。「ふくよかなコクがある調和のとれた味わいで、常温から熱燗まで幅広く楽しめる酒」との評価があります。

/ お通しのホタテ。お店の入口にあった氷漬けのホタテのところに「お通し」の札が置いてありました。
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「刈穂 本醸造 銀風」は、大仙市にある刈穂酒造の日本酒で、蔵元は1913(大正2)年の創業です。「辛口ながら、まろやかな口当たりと味わいの余韻が心地よいお酒です」と蔵元の紹介です。

「純米吟醸 竜乃涙 くろ」は、秋田市にある那波商店の日本酒で、蔵元は1807(文化4)年に創業しています。「軽快な口当りと後味の旨みが特徴の純米吟醸酒」が特徴の酒です。
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「とりかわポン酢」と店の看板メニューである炉端焼「サバ 大吟醸」を注文しました。秋田の日本酒と美味しいお魚を堪能してお勘定となりました。

宅飲私亭【三光ひのくち しぼりたて】

2020年12月≫≫
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最近、から揚げがヒットしているということで、我が町にも数軒のから揚げ屋があります。こちらのお店は昨年出来買い物たお店で、スーパー西友の真ん前にあるので、つい帰りに寄ってしまう場所にあります。

こだわりの塩麹と極出汁(白)、秘伝の黒醤油(黒)、コクの辛味噌(赤)の3種類のから揚げが入った「から揚げ弁当」430円でした。
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「ジューシーなもも肉だけを厳選し、秘伝のタレに丸一日つけ込み、揚げたてにもすごく口うるさくこだわっていました」と、公式ホームページには大社長のテリー伊藤のコメントがありますが、大元はワタミが展開するから揚げのお店です。
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「外はサクサク、中はジューシー」ということで、たまにから揚げが食べたくなると買出しにやって来ます。

≪三光ひのくち≫
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「ひのくち三光 しぼりたて」は、三光正宗(岡山県新見市)の日本酒で、蔵元は1913(大正2)年の創業です。「蔵元への問い合わせNo.1の大人気商品で、しぼりたての原酒を生のまま缶に詰めた濃淳辛口のうまい酒」と蔵元の説明があります。

【駅そば 在来線下り店】

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昨年末は鳥取市内に滞在していました。市内に1泊して姫路に移動する予定でしたが、県内全域の大雪により、公共交通機関が計画運休になってしまい、鳥取市内から出られなくなりました。

急遽、鳥取での連泊となり、姫路で「えきそば」を頂けたのは、旅程より1日遅れの年明けでした。
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兵庫県姫路市の駅ホームに人気で美味しい「駅そば」があるというので、鳥取から到着した時に立ち寄ってみました。この駅は新幹線が停車し、山陽本線、播但線、姫新線の在来線が乗り入れており、県内では最も大きな駅舎、駅ビルを備えています。

ホームでそばを食べる人が少なくなって廃業というところも出ていますが、この駅では来店客がひっきりなしでした。
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「天ぷらえきそば」は「天ぷらうどん」より40円安い価格設定で、戦後の代替品を使用しているからなのか、人気があるから安く提供しているのか、ここではうどんが高価な食べ物に思えました。

≪えきそばの正体≫
1949(昭和24)年に誕生した「えきそば」は、終戦後、何もない混乱期に統制品であった小麦粉の代わりにこんにゃく粉とそば粉を混ぜたそばを販売、
  
その後、試行錯誤した結果、現在のかんすい入りの中華麺に和風だしという、ミスマッチな商品が誕生しました。(まねき食品公式ホームページより)


≪令和3年 年頭の白鷺城≫
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今年正月元旦、駅前広場から眺める姫路城は、ちょっと窮屈そうでしたが、2015(平成27)年に平成の大修理である「姫路城大天守 保存修理工事」が完成し、姫路の街に「天下の名城」が見事な姿を披露していました。

姫路城天守の置かれている「姫山」は、古名を「日女路(ひめじ)の丘」と称し、「播磨国風土記」には「日女道丘(ひめじおか)」の名が記されているそうです。

【油あげのレストラン 谷口屋】 2020年7月≫≫
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油あげをメインに定食で食べさせてくれるレストランということで楽しみにしていました。やっぱり人気のお店ということで、45分くらい待ちました。整理券システムが進んでいて、車の中でスマホを使って順番が確認出来ました。
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「よう来なったの~。」は、嘘ではないです。北陸自動車道を金津ICで降りてから、カーナビは竹田川の上流へ上っていく道路を案内しますが、結構な山道で「本当によくいったなー」という感想です。
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「創業大正14年から続く油揚げと豆腐の老舗店。ぱりっと香ばしい表面の食感と、厚揚げでないからこその内側のふんわり柔らかい食感は絶品」と、お店のホームページに説明があります。
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福井県民は「油あげ」と言わずに、「おあげさん」というそうです。以前に、こちらの油あげのドキュメント番組をテレビで見てから、早く味わってみたいと思っていました。
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13cm四方で、厚さが3cm。こんなに大きい油あげを食べたことはありませんでした。お蕎麦とセットで食べ切れるか心配しましたが完食です。 / 最初はそのまま。次は越前塩をつけて。3番目は薬味とあげステーキのたれで。ポン酢はお好みでどうぞ。
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注文したのは「おろしそば御膳」で、おろしは鬼のようには辛くなく、お蕎麦は美味しく頂きました。

/ テーブルの横に薬味がいろいろありました。あげステーキのたれ、ポン酢、越前塩、七味唐辛子の順だったと思います。
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「国産大豆と白山から流れる清水、福井の越前海岸でとれる天然のにがりで作られる生地を、40~50分かけて手作業で丁寧に揚げます」というように、地産地消に近いような個性的な福井の名物です。

≪谷口屋の絹どうふ≫
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もちろん、豆腐は自社工場で製造されており、お土産売り場で購入できます。「谷口屋の絹どうふ」を買い込んで、この日の宿泊地・福井駅周辺の宿で頂きました。ほんのりした甘み、清らかな水の香りのようなものを感じて、とても美味しかったです。

【ダイニングバー ZEN】 2019年12月≫≫
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年末の浜松で「地元魚のお刺身」を探してこのお店に入りました。東京に住んでいると、熱海、沼津や伊豆方面へ出向いて「静岡の地魚」を堪能したりしますが、浜松で頂く鮮魚も見るからに新鮮で、お酒もグイグイ進みそうです。
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浜松駅南口から徒歩2分の好立地な場所にお店があります。 / 入り口はお洒落な感じで、正面に導かれるように扉が配置されています。
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たまに静岡に来ると「黒はんぺん焼」は外せません。酒の肴にぴったりな食材で、普通は「静岡おでん」で頂くことが多いですが、「黒はんぺん」自体を軽く焼くのも悪くないと思います。
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「国香 特別純米酒」は、袋井市にある「國香酒造」の日本酒で、「上品な香りと、しっかりしたお米の旨み・甘みが広がり、キレの良いお酒」です。蔵元は1848(嘉永元)年に創業、年間の総生産量は200石(1石=1.8L瓶100本)で、品質を重視した酒造りをしています。

「花の舞 純米酒」は、地元・浜松市にある花の舞酒造の日本酒で、「端麗な辛口で、お刺身なもちろん、どの料理とも合います。地元を代表する蔵元」です。蔵元は1864(元治元)年の創業で、静岡県産米を100%使用し、南アルプスの地下水を使うこだわりの酒造りです。
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お店自身の紹介では「市場に直接買い付けに行くこともあり、地魚をメインに旬で新鮮な魚介を盛り付けてあります」ということで、盛り付けた魚の紹介が見事な筆裁きで記されていました。

この日は、「バチ鮪」「黄ハダ」「紋甲イカ」「平政」「サンノジ」の5種の新鮮な地魚が堪能できました。

【大衆酒場 浅草弥太郎 本店】 2019年12月≫≫
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一昨年、浅草での忘年会が終わった後に立ち寄ったお店です。ホッピー通り周辺にあるやきとり屋さんで、もちろんホッピーもあり、未だにやきとり1本が90円と100円で頂ける貴重なお店です。
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食べログで調べてみると2009年創業のお店で、こちらが本店。鶯谷、神田、錦糸町などに支店があるようです。ビニール・カーテンがあったので、12月でも寒くはなかったです。
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1軒目では日本酒で攻めていましたので「何にしようか」このメニューをしばし眺めていました。いつもなら迷わず「白ホッピー」なのですが、無理ない程度に。 / このやきとりの札は、何年もこのままのようで一見汚いですが、よく見るとなかなか味があります。とにかくやきとりが安いお店です。
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ということで「生レモンサワー 大ジョッキ」になりました。普通のレモンサワーはソフトドリンク系ですが、「生搾り」はアルコール度数の高い酒のようにキューっときて、結構渋めなドリンクだと思います。 / 「厚揚げ焼き」は何と200円です。
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座った席の隣に、焼き場 兼 調理場の窓があって、焼き師の人がモツの部位を見せてくれました。

 【大漁酒場 魚樽 本店】 2020年1月≫≫conv0001
店名に「魚」がついているだけあって、魚の鮮度は抜群で「魚樽盛り(4種)」は高級会席のメイン料理のように秀でていました。

ほぼ全ての魚が瀬戸内産だと思いますが、魚の切り身の厚さ、薬味を含めた盛り付け方法、氷などでの冷やし方の徹底など、こんなにお刺身が芸術品のように見えるお店は中々ないと思います。
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路面電車の走る大通りから、見るからに「大人の街」歓楽街を歩いていきます。わくわく感と緊張感が半々くらい、知らず知らずのうちに歩き方が早くなってしまいます。お目当ての看板を見つけて、ほっとして店内に入りました。
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早速、お刺身から始めることにしていましたので、地酒を選ぶのは後にして迷わず「生レモンサワー」を注文します。その後、日本酒のメニューにがぶりついて日本酒をチョイスします。

広島は美味しい日本酒が沢山あるだけでなく、私の嗜好(志向)に合うお酒が多いので、この機会を楽しみにしていました。
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「蓬莱鶴」は、広島市中区にある原本店(1805年創業)の日本酒で、このお店から近い場所にあります。蔵元はマンションの地下という面白い立地で、「しっかり米を溶かすことで、濃い味わいに仕上げた酒をひとくち飲むと、口の中で華やかな香りが広がる」そうです。限定生産で常に品薄状態なのだそうです。

「入魂純米 山」は、東広島市にある亀齢酒造(1868年=明治元年創業)の日本酒で、「複数のタンクの中から最もすぐれたものを選抜して瓶詰めされる、酒商山田(広島市内にある酒類販売会社)限定酒です。旨みふくらむ濃醇系、じわりとくる辛口、酸の乗ったきれいな後味が絶品です」(酒商山田のサイトより)
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私の理想の居酒屋は「魚は新鮮で美味しく言うに及ばず。扱う種類が多ければ尚良し。加えて、里のものや山のものも負けず劣らず。総じて、地産地消が望ましい」ですが、何となく「笑笑」のトイレにある「親父の小言」のようになってしまいます。

「牛スジ煮込み」は薄味であっさり、牛の香りまでもが煮込み汁に染み出ているようでした。
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身近な食材でありながら、意外と食べる機会がない「車エビ塩焼き」を注文しました。むかし、山口県をドライブしていて、ふと山口市秋穂という海沿いに着いて、車海老の養殖場を発見したことがあります。「何とか車海老を食べられないものか」と思って食事処を探しましたが、付近には国民宿舎しか見当たらず、残念な思い出があります。そこが「日本初の車海老の養殖場」だったようです。

/ 初めに新鮮な魚を頂いて、良質な魚の脂を摂取しましたが、後半はワイルドな鶏系も身体が欲していましたので「鶏の唐揚げ」です。


《大漁酒場 魚樽》
種類豊富な魚介をご賞味ください。大漁酒場魚樽は瀬戸内海の海の幸が毎日入荷されます。1年中美味しく頂ける牡蠣は広島のお店ならでは・・・! 一風、下町の鮮魚店を思わせるほどの店構えと店員。カワハギ・穴子・おこぜ・アコウ・アラカブ・カレイなど。入荷したてのぴちぴち鮮魚を活造りで! 生簀の活魚は、1匹から姿造りでお出しできます!!


【小倉 鉄なべ 総本店】 2020年1月≫≫
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「小倉で餃子が食べたい」やっと実現しました。ちょうど夜8時頃の本店の店内は、どちらかというと若い男性客を中心に満席状態でした。地元の若者は餃子が大好きのようです。

この鉄なべには(1人前が8個✕4人前の)32個まで入るので、メニューと同じように餃子が満タンの状態を撮りたい気もしましたが、この日は2軒目ということもあり。基本に忠実に食べれる分だけの注文です。
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北九州の餃子は、八幡製鐵所で働く労働者が好んで食べた「八幡ぎょうざ」が元になっているようで、その後に「鉄なべ系」として派生しているようです。

≪八幡ぎょうざ≫
北九州市八幡地区は、1901(明治34)年に官営の八幡製鐵所が創業を開始しており、製鉄で必要となる鉄鉱石を中国から輸入する関係から、中国との人的なつながりがありました。また北九州市は宇都宮に餃子を伝えた第14師団が誕生した街であり、大陸との玄関口である門司港があったり、大陸とのつながりが強い地域でした。

製鐵所内で働く肉体労働者は、ニンニクなどのスタミナ素材を含む、安価な餃子を好んで食べていたようです。(Wikipediaより)

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「鉄なべ餃子は、ひとつひとつ手作り手焼き餃子で、店内での餃子は一切冷凍していません。店内販売の餃子は全て其の日の作りたての餃子です。」「粉からつくる全ての皮で、鉄なべ食感。」など、鉄なべ餃子のうんちく等々が公式ホームページにあります。
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この日は、近くにある老舗居酒屋で和風な酒の肴で一杯やった後の来店だったので、餃子2人前とウィスキーハイボール1杯でお勘定となりました。普段はなかなか餃子専門店には出掛けませんが、こういうお店の使い方がお洒落かな。ふとそんな風に思いました。

【中華そば 山冨士 本町店】

2020年11月≫≫
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普通の「中華そば」の他に、「チャーシュー」「わかめ」「もやし」「月見」などがあり、どれにしようか少し考えましたが、大好きな「緑色」を選びました。まあ理由はそれだけではないのですが、「ねぎ」ならベースの味に影響なく、他のトッピングにはないシャキシャキ感が出ると思ったからです。

玉子(ゆで)も追加したので「月見」も兼ねた「中華そば」となりました。
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「中華そば」を売りにしているお店に惹かれる私に、ピッタリな外観の「中華そば」の文字です。「山冨士」の「冨」はこだわりの文字ですが、どういう経緯で店名に使われているかが気になります。
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綺麗なお米のおにぎりです。常連のような若い男の人が、メニューを見ないでさっさと注文しているのを見て、すかさず真似して追加で注文しました。地元、岡山のお米でしょうか。海苔と胡麻塩に佃煮の配置が絶妙です。最近、美味しいラーメン屋さんのおにぎりに興味が湧いてきました。
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初めてのお店で「中華そば」を頂くときは「チャーシュー麺」や「大盛り」を注文せず、そのお店の基本の「中華そば」を注文するようにしていますが、見た目の緑色の鮮やかさに負けてしまいました。

/ 麺が好印象だった時はこのような画像を撮ったりしますが、ストレートの細麺で歯ごたえがあり、食感が抜群でした。
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午後8時過ぎの来店ですが、ご夫婦連れのお客さんもちらほら見受けられ、何となく、女性の方は「ねぎ中華」の注文の声が多いようでした。

岡山市内で1、2番を争う人気ラーメンでありながら、そんな人気店のざわざわする雰囲気がなく、淡々と注文を取ってラーメンを作ってくれる、そんな素朴な感じがしました。(たまたま、行列がなかったこともあり。)

≪丁寧な回送≫
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ラーメン屋さんは岡山駅から近く、歩いて駅前を横断していきますが、駅前ロータリーにいるバスの表示が面白かったです。「すみません 回送中です」とともに「SORRY NOT IN SERVICE」の英語表記があり、腰の低い感じがする路線バスでした。

/ こちらはプチ花電車のように電飾チカチカの路面電車でした。

【西町大喜 西町本店】

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一度は「富山ブラック」。「ブラック」という言葉を聞くと「基本の裏側」のようなイメージがあって、その裏側度合いが気になってしまいます。

前日の晩に立ち寄った居酒屋の主人が「あそこの本店には行ったことがないけど、知り合いの話を聞くとかなりクセが強いって聞くので、私なんかは多少食べやすい駅前店には行きますよ」と話していました。観光客の私としては、そのことを聞いて更に「怖いもの見たさ」が募ります。
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本店では開店の11時に到着する予定でしたが、行列嫌いの私は15分前に到着。誰も居なかったので、暖簾が出ていなかったお店の前で、暫くお店を探していました。4つの笠に擦れた文字があって、思わず「へぇ、ここなんだ」と心の中で頷きました。結局、せっかちな私は1番待機で、お店では20分で退店して、予定より早く、次の旅ミッションへ向かいました。
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店内には、店のことや「富山ブラック」誕生など、説明書きがたくさんありました。

「創業 昭和22年、味の秘訣は高橋氏(オヤっさん)秘伝のタレにあり...」 1.麺=硬めストレート太麺 / 2.スープ(元祖富山ブラック)=濃い口しょうゆ味スープ / 3.具=塩っ辛いメンマ。チャーシューは手切り、秘伝のしょう油ダレ。荒切りネギ・荒引き黒コショウ。
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また、「半世紀以上昔、ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために、オヤっさんは濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った、よく嚙んで食べるおかずの中華そばを考え出した。」ともあります。
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公式ホームページには「必読・美味しい召し上がり方」とあり「戦後の復興に携わる肉体労働者の塩分補給」を掲げています。「ご飯のおかずとしての西町大喜のラーメン。大喜のラーメンと相性抜群の富山米こしひかりと一緒に召し上がっていただくのがお勧めです」とあり、私も「ライスセット」を試してみました。

この時は肉体労働者の方が少なかったためか、私だけではなく、個性的なスープを飲み干せた人は少なかった感じです。ご飯と一緒でもなかなか難しい「富山のブラック」でした。

≪最寄りの電停≫
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市内電車に乗って、中町(西町北)電停で降りて、西町大喜の本店まで歩いて行きました。平和通りと桜橋電車通りが交差する「西町交差点」で記念写真を撮りました。駅から離れていても、市内電車が走るところは商店街が広がり、活気がありました。

 【ぎふや 本家】 2020年1月≫≫
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新世界に来てみて「大阪は今日も活気に溢れ~」という歌詞を頭に浮かべたほど、道頓堀・新世界周辺は賑わっていました。どこも小さいお店は行列でしたが、こちらのお店はキャパシティが大きめでしたので入店しました。
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食べログを見ると、創業は大正5年「串カツの老舗」だそうです。長年培った職人技から「創作串かつ」もお勧めなのだそうです。暖簾には「本家」の文字まで入っていました。
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串かつ(牛)×2と地鶏もも、地鶏ササミの計4本です。関東在住なのでやはり「もつ焼き」びいきですが、本場の串カツを賞味させて頂きました。
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松竹梅「豪快」で始めて「豪快」で終了しましたが、店内は混雑して1升瓶の撮影は困難そうでしたので、カウンターにあった飾りを撮っています。
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「和牛どて焼き」のこってりした汁に興味津々です。私の関西の味付けに対する印象は「薄口&甘口」です。お酒を飲んだ翌日などの身体は、こういう味付けを求めがちですが、酒の肴がこういう味付けなのは関西に来てこその経験です。
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小学生の学校の授業で「天下の台所」と教わったそのままで。「この日も活気に溢れ~」という不変の関西の繁栄を、肌身で感じてそのパワーに圧倒されました。

この時の通天閣のネオンは時間で色が変化していましたが今は固定。またカラフルな通天閣のネオンが周辺から見られるようになれば、と思います。

【 食彩屋 角山 新富士店 】 2019年12月≫≫
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載っかっている魚はまさに新鮮そのもの。どの魚介も艶々でうまそうです。メニューの通り、ボリュームたっぷりに間違いないと思います。年末近くに海鮮丼ランチに有りつけて幸せな気分でした。
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いつもは沼津辺りまでの食事が多いのですが、富士市で海鮮を頂くことになりました。清水港や沼津港にも近く、あんなにデカい看板が店に貼られていたら、相当自信があるんでしょうね。
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「ボリュームたっぷり海鮮丼」を注文下後に、メニューを見直すと「ネタ大盛り」版があるのに気づいて、変更を申し出たのですが、最初に注文した料理が出来ていました。「また来るか!?」なんて。
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駿河湾に来たら外せません。メニューでは「あ!こぼれてる! 生しらす・生桜海老」とあります。しらすが透き通っているように鮮度抜群です。
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海鮮丼に載っていた「光り物」が編み込まれていました。こんなの初めて、匠の技かな。

 【津軽 お日さまの味】 2019年10月≫≫
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「お刺身」から始めます。メニューを見ると「人には言えない秘密の刺身(ないときもある)」とあり、メニューに誘われて、掴みはオッケー。おさかなのお魚の名前?は忘れていました。

この日は秋田からの電車移動(それも各駅停車)でしたが、台風19号の影響で前泊の秋田では朝方の列車が止まってしまい、少し気持ちが疲れての晩酌となりました。
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駅前の宿から1kmくらい離れていましたが、「えきどてプロムナード」というお洒落な遊歩道を歩くと便利です。お店の看板が小さかったです。
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「肉豆腐」だったかな?肉と豆腐に、きのこやごぼう、長ねぎなどが良い味を出していました。
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「白神 特別純米酒」は、弘前市にある白神酒造の日本酒です。創業年は不明ですが、西澤酒造として1900(明治33)年には酒造の形跡があり、1988年に白神酒造へ社名を変更しています。2015年に漏電火災で蔵元が全焼し、3年間 井戸水の水質回復に力を注いだそうです。このお酒は蔵元復旧後の貴重なお酒でしょうか。

「稲村屋 特別純米酒」は、1806(文化3)年創業の鳴海醸造店(黒石市)の日本酒です。青森県産酒造好適米「華吹雪」を使用し、辛口で米の旨みを出した味わいです。(蔵元サイトより)
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「鳥もも肉の清水森ナンバみそ焼き」と「奥津軽の冷奴」。清水森と奥津軽の地名が料理名についていましたが、ご主人の「津軽愛♡」が何となく伝わってきたような感じです。
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最後は「青森産 津軽りんご酒のソーダ割」。むかし林檎の季節の秋に、車で弘前へ来てアップルロード(大鰐弘前IC-岩木山神社の約20km)沿いにあるりんご園や共同売店で、りんごを買って帰った覚えがあり、このりんご酒は懐かしい味がしました。
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ラストに「お店のご主人からの一品」と言って「お通し」のような一品が出てきます。

≪コンビニで買った弘前の品≫
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弘前市にある六花酒造「じょっぱり」アルミ缶。コンビニで手に入りました。「じょっぱり」は「(秋田県や岩手県で)意地っ張り・強情っ張り」などの意味です。

【蔵の庄 総本店】 2019年9月≫≫
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9月の仙台で「いろり焼き」でしたが、焼きで旨さの凝縮した酒の肴も良いものです。特に海鮮。元々お酒の進む時期なので、お酒が更に進みます。
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「地場産品 応援の店」ということで、宮城県の味しいものが期待できそうです。飲食やカラオケばかりのいわゆる「飲み屋ビル」の4階で、仙台駅からすぐの所です。

≪鮮魚≫
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本日のお勧めメニューには、親方盛り=2~3人前、潮彩盛り=3~4人前、磯盛り=4~5人前とありましたが、1人来店なので店員さんに確認すると「刺し盛り 一人前」800円を親切にお勧めしてくれました。
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仙台で海鮮なら「金華さば」は外せません。こちらの店では、いろりで焼いた「金華さば いろり焼き」です。いろりの向こう側から、しゃもじに載せて料理が出てきました。

≪旨い豆腐の冷奴≫
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「旨い豆腐の冷奴」は430円でしたが、「ずんだの宮城」に来たことですし、メニューのコメントに惹かれたこともあって、つい注文してしまいました。

「牛タン焼き、笹かま、すんだ餅」の3つを「三大仙台名物」と言うようです。ずんだ餅は20年位前に、宮城県出身の知り合いが、お土産で「ずんだ餅」を買ってきてくれて、初めて知りました。
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「泉区南光台 旨い豆腐の冷奴」宮城県登米市の「ミヤギシロメ」を100%使っています。この旨みを活かすのは醤油か否か。色々試した結果、塩は塩でも当店で使用している石巻の塩が一番合いました。お好みで山葵をつけでどうぞ。(メニューより抜粋)

≪お酒≫
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「阿部勘 純米」は、1716(享保元)年創業の阿部勘酒造(塩竈市)の日本酒です。蔵元のサイトには「伊達藩の命により酒造株を譲り受け、塩竈神社への御神酒御用酒屋として酒造りをはじめた」とあり、伊達藩に所縁のある蔵元のようです。
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「乾 坤一」は1712(正徳2)年創業の大沼酒造(柴田郡村田町)の日本酒です。「村田」はみちのくの小京都と呼ばれ、古くは伊達家の直轄地で、蔵王山麓に位置する自然豊かな土地。乾 坤一は「易学では陰と陽、あるいは天と地を指す言葉で、のるかそるかの勝負をする」という意味で、1870年に初代宮城県知事から提案された銘柄名なのだそうです。


/ 「伯楽星」は1873(明治6)年創業の宮城県大崎市にある新澤醸造の日本酒です。「伯楽星」は特約店限定の新銘柄で、2001(平成13)年に「究極の食中酒」として誕生しています。

≪お通し≫
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「お通し」の紹介があるお店ななかなかないですが、メニューを見ると、宮城県北・栗原のきゅうり。蔵王町低農薬にんじんの天ぷら。岩沼市のプチトマト。季節の野菜(日によって産地が変わります)。仙台合わせ味噌。とあります。なるほど、県内各地の野菜を使っている「お通し」でした。
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にんじんの天ぷらは甘みが引き立っていて、味噌と良くマッチしていました。にんじんの天ぷらは珍しいと思います。

≪ハピナ名掛丁≫
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江戸時代は侍町でしたが、現在は仙台中心部に位置する商店街です。仙台駅からすぐの所にお店があり、この通りは人の行き来が途絶えずで、お酒を頂くには少し騒々しいかも知れません。

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